0

DO-IT Japan 2012 新規スカラー募集 のお知らせ

Posted by Kohei on 4月 26, 2012 in お知らせ
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

前職場の東大先端研人間支援工学分野が中心となって取り組んでいるDO-IT Japan が今年も開催されます.
新規スカラー募集の案内がきたので,告知いたします.
以下,転載自由です

====================
 【DO-IT Japan2012 新規スカラー募集】
====================

DO-IT Japanでは、障害や病気による困難を抱える高校生・高卒者に、
パソコンと、それぞれの困難に応じた支援機器・ソフトを提供し、
大学進学や将来の就職といった本人の希望の実現をお手伝いします。
大学生活の体験を通して、将来や社会のバリアフリー化について、
一緒に考えてみませんか?
※詳しくは、DO-IT Japanホームページをご覧ください
 ( http://doit-japan.org/index.html )

[参加者募集]
◆高校生・高卒者プログラム
・対象: 大学進学を目指している障害や病気による困難を抱える高校生、高卒者
   (学年・障害や病気の種類や程度・希望大学は問いません)
・募集定員: 約10名

◆小学生プログラム
・対象: 大学進学を目指している「読み書き障害」のある小学生
   (2~3年生以上の小学生.障害の程度・希望大学は問いませんが、診断書が必要です)
・募集定員: 若干名(ただし、各参加者に保護者1名の同伴が必要です)

■夏季プログラム
・開催日時(予定):
 高校生・高卒者 2012年8月1日(水)~8月4日(土)
 小学生 2012年8月2日(木)~8月4日(土)

・場所: 東京大学先端科学技術研究センター
   (http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html)

・参加費用: 各参加者に必要な機器が提供され、宿泊費が補助されます

■応募の流れ(予定)
 (高校生・高卒者、小学生 共通)

 2012年5月14日(月)~6月1日(金) 応募受付
 2012年6月末 選考結果郵送
 ※予定は予告なく変更されることがあります

■募集要項
・高校生・高卒者向けプログラム用募集要項(Wordファイル)
 →ホームページにて掲載( http://doit-japan.org/index.html )

・小学生向けプログラム用募集要項(Wordファイル)
 →ホームページにて掲載( http://doit-japan.org/index.html )

■お問い合わせ
DO-IT Japan 事務局

〒153-8904
 東京都目黒区駒場4-6-1
 東京大学先端科学技術研究センター 3号館309

 電話 :03-5452-5064
 Fax :03-5452-5064
 E-Mail:info@doit-japan.org
===
以上

 
0

同情ではなくて共感なんだという文脈でほんの少しおぼえる違和感

Posted by Kohei on 4月 9, 2012 in 思いつきコラム
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

最近の福祉の世界では、同情じゃなくて共感が大切なんです、ということを徹底的に教わるわけです。

ひと昔まえは「あいつはかわいそうなやつなんだ」 という感情と道義心が支援のモチベーションになることが実際に多かったわけです。それに対して、そうじゃないだろそれはおかしいだろうという真っ当な批判が起こってきたわけです。人間誰もがいつなんどき事故に遭って障害をもつようになるかわからないじゃないか、そんなときおまえはかわいそうという目線で見られたいのか?そうじゃないだろう?同情じゃない、共感なんだよ、という考え方です。

これについて特に反論はないのですが、ひとつ気になっていることがあります。共感を重視するよう言われてきた世代が、どれだけ共感できているのかということです。これは自戒の念もあり、自身によく問い直すようにしています。

口では共感の大切さを説くわけです。しかし実際に「支援者」の側に立った時、その決意を試されるようなシーンに出会います。どうやっても「問題行動(あえてカッコ付きで表記します)」がなくならない人、OFFの時間にガンガンメールや電話をかけてくる人。ときに「支援者なんだからそういうのも全部含めて私を支援してよ」というプレッシャーを受けることもあります。支援者だからといってそこまで要求されるの?という感覚。親だから、兄弟だから、全て責任を負わなければいけないの?という感覚。

「相手の立場で考えてみましょう、それは問題行動ではないのです、メッセージなんです」というアドバイスは確かにそうなのですが、ストレスを受けてまで自分がそこまで責任を負わないといけないのか?という疑問は残ります。

私はたくさんの「支援者 」をみてきたわけですが、多くの人が上のような感覚を持っていると感じました。でも、それを口にしない。黙々と「問題行動」に対応するわけです。もちろん、どう対応すべきかは周囲と相談します。「あの人はどうしてそういう行動をするのだろう」と徹底的に話し合うわけです。でも、もっと本質的なところは皆がスルーするんですね。本人が感じている本質的な寂しさ、悔しさ、恐れ、焦り、不安。簡単な解決法はない時間のかかる本当の問題について、そこは考えないことにする。時が解決してくれることに期待するわけです。「成長を見守る」 とかそういう綺麗な言葉に置き換えてスルーするわけです。

私がずっと違和感としてもっているのは、その本質的な問題をスルーしたり、本当の自分の気持ちを伝えずにスルーすることが共感を阻害しているのではないかという感覚です。それを支援者の人たちに伝えると、ほとんどの人が「うん、わかる。そうなんだよね。」 というわけです。私がずっと感じているのはこの矛盾です。わかっているのなら、なぜスルーするのか?ということです。共感はそれ自体にも十分意味のあることだとは思いますが、具体的な解決に結びいてはじめて本当の価値が出るのではないかと思います。

こういうことをいうと必ず、仕事の枠を超えてまで支援しなければならないのか、という反論が出てきます。「そうですよ、それが支援者です」などということは私には言えません。仕事の枠を超えてまで仕事をする必要はないでしょう。でも問題は残ります。ここをクリアするのには支援する側される側という線を一回取っ払う必要があると思っています。そのうえで人と人が互いを思いやり、相手の立場になったときに本当に自分はどう感じ、なにを求めるだろうかと考える必要があると思います。もちろん、相手の考える力や感じる力や表現する力を踏まえてのことです。お互い人と人なのだから中間地点を落としどころにするべきだ、というのは良いと思いません。コミュニケーションは能力の高い人が低い人に合わせる必要があると思います(これは立場の上下を意味していません)。そのうえでもし自分が相手だったら、と想像する必要があるでしょう。 その想像にリアリティーをもたせるためには、それこそ日常においてどれだけ関わっているかが関係してきます。一緒にいた時間の長さ、一緒にご飯を食べた回数、一緒に喜んだり悲しんだり怒ったりした回数、そういうものを経て共感に至るのではないかというのが私の考えです。ピアだから共感できるか、親だから共感できるか、現場の経験が長いから共感できるか、というとそれだけでは不完全なのではないかと感じることがあります。互いに負担のない距離で緩やかに長くつながり続けること、これが本質的な問題をスルーせず、具体的な解決(解決というか生活の質の向上)に導くための大切なことではないかと思います。

(このコラムはサポートネットワークアミーカウェブサイト掲載用に書いたものを転載しています.)

 
0

OmniFocus for iPhone と siri 日本語版を連携させる手順メモ

Posted by Kohei on 3月 8, 2012 in iPhone APP, 支援技術系
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

私はタスク管理にiOSデフォルトのリマインダーではなくOmniFocusというアプリを使っています.これでケータイとMacを同期させてどちらからでも同じタスクリストを見て編集できるようにしています.

今回は日本語版Siriがでたということで,音声でタスクを登録できるように設定を変えました.でもこれが結構やっかいだったので,自分のためにメモを残しておこうと思います.

まず,iPhoneとOmniFocusそれぞれに設定しておくことがあります.

ではまずiPhone側の設定から,

まず,iOSを5.1にアップデートします.ちなみにiPhoneは4SでないとiOS5.1にしても日本語版Siriは使えません.
で 設定 > 一般 > Siri  でSiriをオンにして,以下の画像のように言語を「日本語」にします.
順次サーバーに情報を登録しているようなので,日本語版Siriが使えるようになるには数分かかります.

続いて 設定 > iCloud > リマインダーをオンにします.
ここをオンにしておかないと,インターネット経由で情報共有ができません.

で,リマインダーアプリを起動させて,ここに「OmniFocus」というリストを作ります.
ここが重要で,この名前意外だと私の場合うまく連携できませんでした.

それから 設定 > メール/連絡先/カレンダー >  画面一番下にある「リマインダー」の「デフォルトのリスト」を「OmniFocus」というさっき作ったリストにします.

続いて今度はOmniFocus for iPhone 側の設定.

(OmniFocusの)設定 > キャプチャの項目の「iCloudリマインダー」をオン > Apple IDとパスワードを設定して画面右上の「接続」ボタンを押す.

  

で,うまく接続されると次のような画面が出てきます.

「リマインダーリストに“OmniFocus”か“リマインダー”の名前をつけてキャプチャします」という表示はつまり,リマインダーリストに“OmniFocus”か“リマインダー”と名付けたリストをつくってそれをデフォルトリストに設定にしておけば,うまくOmniFocusアプリ側で処理するよ,ということなのだと思います.でもこれ,なぜか「リマインダー」と名付けたリストに対してはうまく働かないんですよね,なので先ほどリスト名を「OmniFocus」にすると書いたわけです.

これで準備完了です.

あとはSiriを立ち上げて「リマインド,○○」か「○○をリマインド」と呼びかければOKです.いつリマインドしますか?と尋ねられるので,直接的に日時を指定するか,○○時間後,といったように指示すると,それを「期限」として設定し,リマインドしてくれます.

まあ,ここまでする必要があるのか?と言われれば自分自身も本当に利用するのか自信はないのですが,まあとりあえずしばらくは使ってみます.

■2012/03/09追記■
上記方法でOmniFocus for iPhone と連携設定したリマインダーリスト(”OmniFocus”)に項目を追加することができますが,この段階ではオムニフォーカスのinboxにタスクが追加されたわけではありません.なので,パソコンのオムニフォーカスを開いてもタスクは追加されていないわけです.タスクをオムニフォーカスに追加するには,一度 OmniFocus for iPhone を起動させる必要があります.すると,OmniFocus for iPhone 側の機能で,リマインダーの”OmniFocus”のリストを OmniFocus for iPhone に吸い上げてくれるので,そうすることでようやく OmniFocus for iPhone の inbox にタスクとして追加されます.これをOmniFocusのサーバーと同期すればパソコンのオムニフォーカスでもタスクが共有されるというわけです.

 
0

Microsoft Lime 利用動画と開発者へのインタビュー

Posted by Kohei on 3月 7, 2012 in 支援技術系
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

先日,高校や大学などの入学試験での合理的配慮について助けとなる Lime というソフトが話題になりました.

参考:マイクロソフトウェブサイトの記事「東大先端研と日本マイクロソフト、障害児の入学試験を支援するソフトウェア「Lime」を共同開発、本日より無償公開

Lime というのはいわゆるキーロガーに近いソフトで,コンピュータの利用者が何をどういう順番でどのようにキー入力したか,を記録できるソフトです.何なの?情報盗むの?こわい! というものではなくて,障害のある子どものために開発されたソフトなのです.

世の中には数%「文字を手で書くことが困難な人」がいます.目が見えない人,身体機能の問題で手がうまく動かせない人,書字に障害のある人,などがそうです.そういう人はどうやって試験を受けているのでしょうか.試験と言えば,一般的には紙で配られて,ペンで書いて回答するわけです.手で書くことが困難な人はそういう試験をどうやってクリアしているのでしょうか.別の方法で回答させてもらえるところもあるでしょう.でも「試験は紙,回答は手を使って書いて」というところが多数派なんですよね.特に入試.そういう人たちはこれまで学力は足りていても進学をあきらめざるを得ない,という状況に面していたわけです.

入試というのは何のために行われるのか,ということです.ここを改めて考えないといけないでしょう.手で書くことが困難な人のなかにはコンピュータを使った「文字の入力」であれば文章を書くことができる人が結構います.でも,入試ではコンピュータの利用を認めているところは少ないわけです.理由としてよく言われるのが「変換機能や計算機能があるので他の受験者より有利になってしまって公平性を欠く」というものです.ここで本人が「いや,私はそういう機能使いません.だからコンピュータで回答させてください」って言ったとしても,許可してもらえないわけです.

Lime というのはそういう問題を解消するソフトなのです.どこでどういう風に入力したのか,どういう漢字の候補の中から変換したのか,他のソフトを立ち上げたかどうか,そういうものが全部記録できるソフトです.試験をする側は,これを使えば受験者が「ズル」をしたかどうか証拠を基に検討できます.受験者は自分の代わりに記録で潔白を証明できるわけです.

こういうソフトの仲介があれば,受験に対する「手で書いて回答しなければならない」ことのハードルは回避できるというのがこのソフトの画期的なところです.

というわけで,そのソフトを使用している様子と,開発者の意図を動画で撮ってきました.ウェブにあげて良いという許可をもらったので,あげます.

Lime使用時の様子の動画(m4v.29.8MB 重いので注意)

Lime開発者による開発意図(m4v.13.9MB 重いので注意)

 
0

思い出の質と量

Posted by Kohei on 3月 5, 2012 in 思いつきコラム
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

子どもは経験することで成長します.
いろいろ試してみて,失敗したり,うまくいったり,叱られたり,ほめられたり.
そうやってたくさんの経験の記憶,そして思い出とともに成長していきます.

皆さんは自分の子ども時代を振り返って,どんな思い出がありますか?
楽しかった思い出と,辛かった思い出があると思います.
歳をとれば,辛かった思いでも「あぁ,あのとき失敗して良かったなぁ,叱られて良かったなぁ」と思うことができます.
でも,当時はどうだったでしょうか.

辛い思い出を乗り越えるというのは,それに代わる楽しい思い出や経験があるときのように思います.
あの辛い時期があって,今の「良い」状況がある,という感じに.

ところで,あとから見ればどんな経験も経験してよかった,と思えるのでしょうか.
辛かった思い出の中には「全く今に役立っていない経験」ってないものでしょうか.

例えば私の場合,幼稚園で同じクラスのY君とK君にさんざんいじめられました.
こういうことは忘れないものです.彼らから何かを学んだか?と聞かれれば,なにも学んでいません.
いじめは良くないとか,いじめられる側の気持ち,なんてものは学んだかもしれませんが,別に彼らがいなくてもいずれ学んだであろうと思います.

子どもというのは,その状況をうまく言葉で説明できなくても,いろいろと記憶しているものです.

最近,子どもの経験の「質」を重視しようみたいなことをところどころで聞くことがあります.
まあそりゃそうなのですが,「量」も重要だと思うわけです.

私は3人の男児を育てています.
子育てでいろいろと気に掛けていることはあるのですが,長男に関しては,特に気にしていることがあります.
長男はときどきふと「昔の嫌だった思い出」を語るのです.
昔といっても3歳10ヶ月なので,大して昔ではないのですが,
ときどきふと「○○のときせんせいにおこられてないたの」「○○のとき,□□が△△で,さみしかったの」と言ったりします.
親としてはこういうときとてもドキッとするわけです.

長男的には,嫌だった思い出が消化できていないのだと思います.
なので,消化させてあげる必要があるわけです.

失敗経験は重要ですが,失敗経験そのものが子どもを成長させるという機会は少ないように思います.
失敗したけど,リカバリーしたときに子どもは成長します.

で,子どもには失敗をなかなかリカバリーしにくい子もいるわけです.
もちろん,放っておいても勝手にリカバリーする子もいます.
リカバリーの仕方は人それぞれです.
大切なのは,その子なりにリカバリーすることです.
そしてもう一つ大切なことは,リカバリーの仕方はひとつではないということです.
子ども一人でリカバリーしなくても良くて,誰かがそれを手伝っても良いと思います.
もちろん何でもかんでも手取り足取りだと,本人がリカバリーしたことにならないので,本人がリカバリーできるような状況を,子どもに合わせて設定することが大切なように思います.

同じような状況で,失敗したこともあるけれども,成功したことの思い出の方が多い,
というような状況を作ることができれば,失敗が糧になるのではないかなあと思うのが私の考えです.
そういう意味で,思い出の質も重要だけれども「量」も必要だと思うわけです.

楽しかった経験の数を嫌な経験よりもたくさんもつということは,その子の過去の失敗をプラスに変えてくれるのではないかと思います.

(このコラムはサポートネットワークアミーカウェブサイト掲載用に書いたものを転載しています.)

 
4

これまでの短い人生で何度か読み返した本

Posted by Kohei on 2月 27, 2012 in 思いつきコラム
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

それほど長くは生きておりませんが,人生の中で結構大量に本を読んできたのではないかなぁと思います.
学生時代は毎年200冊以上読んでたので,結構読んだ気がします.残念なことに,頭の中から大部分が消えてしまっていますが….
そういう本の中でも何度も読み返したくなって,手元に置いてあるものがあります.こういうのをいわゆる座右の書というのでしょうか.
最近,周囲で「ブクログ」というものをつけている人が多く,興味があったので,自分の座右の書を本棚にまとめてみました.

35冊.
選んだ35冊がそれ!?と思われること必至ですが.
おもしろかったという本は当然もっとあるわけで.
あくまで選択基準は「何度か読み返したもの」ということで35冊ピックアップしてみました.

レビューは後々つけていくつもりです.
気が向けば「オススメできるくらいおもしろいと思ったもの」もまとめたいと思います.


 
0

特別支援教育に立つかもしれない文房具

Posted by Kohei on 2月 10, 2012 in 支援技術系
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

昔から「これは支援に使えるかもしれんなぁ」という文具を集めています.
最近またいくつか買ったのですが,せっかく自己投資したのでブログにでも上げてみようと思い立って,いくつか紹介しようと思います.

無印良品4コマ付箋紙 300円 と時計つき付箋 200円

おなじく無印良品のチェックリスト付箋紙 300円

MIDORI 12センチメートルプランナー 399円

HIGHTIDE*RICE-DESIGN スティックタイムメモ 378円

FranklinCovey stipee 時計つき透明付箋 525円

↑こうやって見ると,自己管理系のグッズって結構その辺で買えるだなぁ,と.

シヤチハタ フェイシーズスタンプ 525円 GFA-1

↑文章に表情のハンコひとつ添えることで「これはジョーク混じりでいってるんだよ」「ちょっと怒ってるよ」「うれしいよ」「悲しかったんだよ」などと伝わり安くなる場合もあると思います.

トーキングメモ 399円

↑こういう工夫ひとつでメモの内容が伝わり安くなったりする場合もあると思います.

STABILO イージーオリジナル 1260円

↑持ちやすいペンっていろいろ出てるんだけど,軽くて太いのって意外にないです.
ちなみにリンク先は右利き用ですが,写真は左利き用です.左利きのうちの長男にいいかもなんて思って.

サンスター BINDER BALL 399円

↑僕はよくペンをなくします.なのでこういう書く物に挟んでおけるものがあると重宝します.

タカハシ金型サービス スワンタッチ 158円

↑これは本当に便利で買ってからずっと使ってます.本のしおりなんだけど,いちいちしおりを挟み変える必要がない.アイデアだなぁ.
そして安い.もっといっぱい買おうと思ってます.

ベセトジャパン iPad用キーボードパッド 1480円

ipad のキーボードはやっぱり正直言って使いにくい.とはいえ,キーボードを持ち歩かなくても良い分コンパクトなのが魅力ではあるのだけれども.試してみたら確かにこれがあるとミスタッチが減ります.
これ,本当にどれだけ使うかなぁと思いながら,とりあえず使ってみてます.

特別支援に役立つような道具っていろいろ探せばありますよね.
僕の場合,とりあえず買って使ってみてます.自分で使ってみないと何とも評価できないので.
とはいえ今回買ったのはまだまだ使えてないのですが.

あと,最後になりましたが,こういう特別支援に役立つようなグッズを専門的に扱われている「おめめどう」さんのリンクを張っておきます.
ちなみにおめめどうさんのステマではありませんので!

 
0

神経衰弱

Posted by Kohei on 11月 8, 2011 in iPhone APP, 思いつきコラム
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

長男(3歳6ヶ月)がiPadのひらがな学習アプリの中に入っている神経衰弱ゲームに夢中になっている.
長男がこのゲームをやっているのを観察していると,おもしろいことがわかる.

長男はこのゲームが大好きなのだが「ルールをほとんど理解していない」のである.

長男が理解していることと理解していないことは以下である.

理解していること
・タッチすればカードをめくることができる.
・2つのカードをめくって一致すれば「良いらしい」(完全には理解できていないようだ).

理解していないこと
・自分がめくる順番とコンピューターがめくる順番が交互にあるということ.
・そもそも自分がコンピュータと対戦しているということ(気づいていない).
・ひらがな(読めない)

これでよく楽しく遊べるものだ,と感心する.
↓ これがその一部始終の動画(12.5MB)なのだが,見ているとさらにいろいろなことに気づく.

神経衰弱(6分30秒.12.5MB)
(解像度のもう少し高いもの(41MB)を見たい方は.m4vの前に2を入れてください)

・記憶の容量が小さい
・合理的なストラテジー(戦略)を使っていない

全くランダムにめくっているかというとそうではない.
それなりに同じ「絵柄」をめくろうとはしている.ただ,拙い.
動画を見ていると「いや,そこはさっきもうめくったところ!」とか「1回目は安全策としてめくられてない方のカードからめくった方が良いよ!!」とアドバイスしたくなる.でもぐっとこらえる.

ルールを教えこみたくなる.
戦略を教えたくなる.
効率が悪いことをしていれば「そのやり方は良くない」と言いたくなる.
手本を見せたくなる.
これが○○って字だよ,と教育したくなる.
「そこさっきめくったでしょ!?」と注意したくなる.

でも,しばらく見ていて考えさせられた.

「理解していなくても」できることがあるんだ.
「できなくても」楽しめるんだ.
「論理が理解できない人」が『ルール』をそれなりに学習できるんだ

基本的に心理学の世界では,人間がある目的を達成するためには「ゴール(目的)と現在の地点を把握し,ゴールに至る道筋を分析したうえで,適した手段を選択すること」が必要だと考えられている.なので,課題を分析し,行動を分析したうえで,問題があれば課題や行動をどう修正するか考えていきましょうということになる.

けれども,うちの長男を見ていると,そういうことだけじゃないよなと思う.

古くさい概念だけど,やっぱりヴィゴツキーの「最近接領域」の考え方は重要だなと思う.
最近接領域というのはものすごくザックリと説明すると「その人の能力の限界のほんのちょっと外側」で「自分一人ではできないけれども,誰か(大人)に手助けしてもらえれば,自分でそれができる」領域のことである.物理的な面積や容積を指すのではない.「能力の範囲」のことである.ヴィゴツキーは,子どもは最近接領域にふれてその領域を自分の能力として「内化」する(取り込む)ことで,自分の能力の範囲を拡張すると考えた.シンプルな概念なので,何となく解ったような気になりやすい概念ではある.もちろん,曖昧なので何がどうなったらそうなのかという部分については疑問も残る.しかしこの最近接領域の概念は,ひとつのわかりやすい子どもの学びの促進方法を提案してくれる.つまり,子どもの学びを促進するためには子どもが最近接領域に触れる機会を増やせば良いということになる.

長男にとって,あのゲームはちょうど最近接領域なのだろう.動画では私は手伝っていないが,もちろんそのゲームを触らせたり,最初の頃に何となくやり方を見せて手伝った.
もちろん「あれが最近接領域だ」なんてのは根拠がないし,トートロジー(同じことを別の言葉で言い換えているだけ)のような気もする.

ただ思うのは,人間の学びというものを考えたとき,もうちょっと別の視点がいるよなあということなのだ.
できる人からすれば,できない人の行動は本当にじれったくて,どうしてそんなことするんだと理解しがたいもののように感じてしまう.
かつて自分もできない側の人間だったはずなのに,いざできるようになり時間がたつと「できる」と「できない」に大きな溝が生まれてしまう.

長男を見ていて思うのは「できる」とか「できない」とかそういうのじゃないんだなということである.
「学ぶ」ことと「(理解)できるようになること」は同じか極めて近いものだと思っていた.
けれども今はちょっと違うんじゃないか?と思っている.

障害のある人の支援を考えるとき基本的に,できないことをどうやってできるようにするか,ということがベースになる.
でも,上のことを踏まえると,それは実はちょっと違うんじゃないか,という気がしてくる.

じゃあ,どうすれば良いんだと言われると,自分の中でうまく答えは出せていない.
なやましい,こそばゆい感じである.

 
0

正式なメンバーとして迎えることの大切さ

Posted by Kohei on 11月 2, 2011 in 思いつきコラム
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

長男を保育園に送って行った際に、ひと月ほど前から長男は振り返りもせず園の中に入って行くようになった。それまでは泣いて嫌がっていたのに。同時期に、連絡帳のコメントに、最近友達とうまく付き合えるようになってきた旨が増えてきた。親としては少しホッとしている。

メンバーとしてちゃんと受け入れられるか否かで、その場所、集団に対する気持ちが180度変わってしまう。受け入れられなければただの苦痛、受け入れられれば楽しい空間。

受け入れられない子は、ずっと苦痛。一番いい距離感をみつけて、それをメンバー全員が認めるということができればいいのだけれど。Eテレのおかあさんといっしょでともだち8にんってコーナーがあるけど、あれに出てくるボッチくんの参加の仕方はすごくいいと思う。

ボッチ君は普段は木の下で好きな本を読んだりして 一人で自由な時間を過ごしている。でも、ずっと一人でいる訳ではない。みんなが楽しそうにしていると、それが気になる。楽しそうだなあ、自分も仲間に入りたいなあと思う。そして、その遊びに興味があるよっていうそぶりをする。そうすると仲間は、ボッチ君に遊びに入るように声を掛ける。そうしてボッチ君は仲間に加わる。

これは何気ないシーンなんだけど、こんなことが当たり前のようにみんなできたらどれだけ素晴らしいことかと思う。それぞれの距離感をおたがいに認めて友達としてつながる。

文化人類学、そして心理学の専門的な概念として「正当的周辺参加」 というものがある。ものすごく大雑把にいうと、人間の学びに必要なものは、教育コンテンツそのものよりも「正式にメンバーに入る」ことだ、という考え方である。ちょっとした手伝いでもいいから、正式にメンバーに入って、徐々にメンバーとして役割を請け負うようになることで学びが生じるという考え方だ。この考え方を拡大解釈すると、メンバーとしてではなく、お客さんのうちはどれだけ役割があってもダメだということになる。

翻って、障害のある子どもについて考えるとき、私たちは子どもをお客さんとして扱ってはいないだろうか。お客さんとして扱いながら、彼らに成長を期待しすぎてはいないだろうか。

役割は人を成長させる。たとえそれが子供であっても。療育について考える以前に、正式に活動に参加できるようにするという視点を忘れてはいけないだろう。
(このコラムはサポートネットワークアミーカウェブサイト掲載用に書いたものを転載しています.)

 
0

特殊教育学会で研究成果を発表してきました

Posted by Kohei on 10月 8, 2011 in 研究発表
Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加

少し前の話になりますが,9月24日,青森県の弘前大学で開催された日本特殊教育学会第49回大会にて研究成果を発表してきました.報告した研究タイトルは「発達障害のある人のインターネットを介したコミュニケーションの問題と支援」です.

 発達障害のある人のなかには,対面コミュニケーションに困難を抱える人が少なくありません.一方で,電子メール,Weblog,SNS等のインターネットを介する非対面・非オンタイムコミュニケーションを介して,同じ趣味や興味を持つ人たちと交流を深める発達障害当事者もおられます.また,生活場面に限らず,就労場面でも対面コミュニケーションの困難を,電子メールを介することで回避する当事者もおられます(岡・近藤・中邑, 2010).このように,対面コミュニケーションが困難な人にとって,インターネットは有効な支援技術となります.ところが,コミュニケーションが苦手な人の中には,上記の例と異なり,「コミュニケーション自体は好きだが,コミュニケーションがうまくとれない」といった困り感をもっている人たちも多くおられます.インターネットが上記のような人に有効な支援技術であることは疑いないのですが,一方で,トラブルが起こった際の具体的な支援のノウハウが無く,同じ人が,引き続き同様のトラブルに巻き込まれ,辛い思いをするケースが多いというのが現状です.今回報告した研究では,コミュニケーション好きにも関わらず上手くいかず困っている発達障害のある人を対象として,実際に生じたトラブルの事例を時系列に沿って整理することで,そのトラブルの原因と,トラブルを防ぐための支援の可能性について検討しました.
 インタビューの結果わかったことは,(当たり前ということは承知の上であえて書きますが)まず,ミスコミュニケーションは発達障害のある人の特性だけで生じるものではないということです.こうやって当たり前のことをあえて書くのは,現在の世の中であふれる「KY」「コミュ力」と言った用語が,相互作用というよりむしろ個人の能力のみをターゲットとしているからです.本結果の要点は,当事者のみに非を求めず,むしろ相互作用の困難を原因として捉えることです.本研究では,どのようなタイミングでどのように対応することができればトラブルが防げるかということを,コミュニケーションに関わる本人と相手との関係を踏まえて提案しました.結論としては,トラブルが生じた際には中立的第3者の介入も含め,ミスコミュニケーションが生じた点について一つずつ修正していくことが有効です.このように「相互作用」を中心に捉えればミスコミュニケーションの事前回避と,適切な事後対策が,SNSでのトラブルの対策として見えてきます.

タグ:

Copyright © 2012 okakohei.com All rights reserved. Theme by Laptop Geek.