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ディスレクシアのある人のためのiPad設定作業メモ

Posted by Kohei on 6月 7, 2017 in iPhone APP, メモ, 支援技術系

以下,ただの作業メモです(作成途中)

  • アセスメント
    • 対象者のニーズの把握
      • 何で困っているのか? →通常,回答できることは少ない.
      • どういうことを諦めているのか? →諦めてしまったことを自覚している人は少ない.
      • どういうものを面白くない,面倒くさいと考えているのか? →これが一番多く情報を得られる.
    • 「障害」の特定
      • 診断名としての障害ではなく,何が上記のニーズや「普通に生きること」の妨げになっているのか.
    • 必要な支援の検討
      • 上記を踏まえ「ルール変更」「代替手段使用」「外部資源活用」「価値の見直し」「訓練方法の変更」などのうち適切なものを選択
      • 自分でやる(ガンバル)範囲の設定

 

  • iPad の設定
    • 本当に必要なのか検討
    • Apple ID の取得
    • 必要なアプリのダウンロード
      • https://support.apple.com/ja-jp/HT203993
      • アプリの購入はお金を出す人が「このアプリを贈る」で贈ればいい.ただし,アプリ内課金タイプの課金額を贈ることはできない.
      • タッチ&リード 2000円 →印刷物を読むことが困難な場合の文字認識&メモ記入するため.
      • よめるんです →テキストデータを簡単に縦書き電子書籍に変更.教科書として用いるため.
        • https://youtu.be/H9-hhrEBdFg
          https://youtu.be/MGrnS9IZhB8
      • MindNode 1200円 →思考を整理するため.要練習.

 

  • iPadを用いて学習することを教える
    • 伝える・質問する・共有するための「メモの共有」の設定
    • アクセシビリティの概念とアクセシビリティ機能に関する説明
    • 設定>アクセシビリティ での読み上げ設定
      • スピーチ
        • 選択項目の読み上げと画面の読み上げをオン
        • 読み上げ速度の調整
        • 読みかた,で使用頻度の高い単語の登録
      • ショートカット
        • VoiceOverにチェック(以降ホームボタンのダブルクリックでVoiceOverが起動)
    • 設定>キーボード での入力しやすいキーボードの設定
    • 「メモ」アプリでの長文入力の練習
      • 「視写」の代わりに「視てキーボード入力」が可能かどう確認.本人がもっとも得意な入力方法を探す.
      • 音声入力の練習.文節区切り,句読点,改行の音声コマンドを練習.
    •  「よめるんです」の使用方法の説明
      • テキストデータをメモからコピー&ペーストし,電子書籍を作成する練習
      • 行間,読み上げ速度,文字サイズ,を調整し,自分の読みやすい設定を記録
    • 「タッチ&リード」の使用方法の説明
      • OCR: Optical Characteristic Recognition(光学文字認識)の説明と実演
      • 使用の練習.写真の撮り方次第で文字認識精度が変わることを体験.
      • 手書き,キーボードでのメモのとり方を練習
    • 「アクセスリーディング」の説明と申請書類に関する説明

 
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おばあさんと話しててふと思ったことメモ

Posted by Kohei on 6月 6, 2017 in メモ

 
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じっとしてなさいと言われても無理っス

Posted by Kohei on 5月 2, 2017 in 思いつきコラム, 支援技術系

じっとしていることが難しいおっさんになってしまいました.
じっとしていなくていい職業につけたことを感謝しています.

先日(だいぶ前)のエントリ「椅子をガタガタさせる子どもに
で作ったあのゴムバンドの設置依頼,息子氏は椅子をガタガタいわさなくなりました.

じっとすることは難しいので,他人の集中を削がない範囲でソワソワできるようにする方が合理的だなと思いました.
本人もそれで本来の作業に集中できているようだし.

ハワイのワイキキのど真ん中に住んでいて「ハワイ飽きたわ〜」と言っている妹が,今オアフの小学生の間で流行っているねーん,と教えてくれたこのグッズもなかなか良さげですね.
僕は来客対応の時にくるくる回し続けて「何この人?」って感じで見られてしまいましたが.

2017/05/18追記

ニューズウィーク日本版にこういうのが出ていました

手持ち無沙汰の解消にはなると思いますけど,何かが「治っ」たりするものではないですよね.

 
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DO-IT Japan2017新規スカラー募集開始のお知らせ

Posted by Kohei on 4月 7, 2017 in お知らせ

今年もDO-IT Japanのスカラー募集が始まります

==(以下、広報用/自由転載)==
【DO-IT Japan2017応募アナウンス・応募要領 ホームページ公開】

・DO−IT Japan2017「スカラープログラム」新規スカラー募集

 (中学生から大学院生まで対象)

・特別コース「アコモデーションコース」参加者募集

 (小学生対象)

毎年春にDO−IT Japanは、新規参加者を募集しております。

11年目の開催となるスカラープログラムの「DO−IT Japan 2017 新規スカラー(対象/中学生から大学院生まで)」の募集を開始いたします。

加えて、2017年度は、スカラープログラムに将来応募を考えている小学生に向けて、特別コース「アコモデーションコース」の参加者の募集をいたします。

募集概要及び応募要領は、DO−ITホームページよりご確認ください。

皆さんからの募集をおまちしております!

お近くにご興味・関心のある方への広報もよろしくお願いいたします!

★URL:https://doit-japan.org/

※書類の受付:4月17日(月)から5月8日(月)まで(当日消印有効)

【問い合わせ】
DO−IT Japan事務局

〒153−8904 東京都目黒区駒場 4−6−1
東京大学先端科学技術研究センター 3 号館 311 号室

電話 / FAX : 03-5452-5228
メールアドレス : toiawase@doit-japan.org
※「新規参加者募集について」と伝えてください。
(担当:門目、蔵本)

ウェブサイト : http://www.doit-japan.org
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読み上げソフトに必要な機能とは

Posted by Kohei on 2月 3, 2017 in 支援技術系, 研究発表

7年前(2010年)に読み上げソフトに必要な機能って何だろうってことで当時のボス,中邑賢龍先生と一緒にまとめたデータを公開します.
文科省の何かの報告書で掲載したんだけど,埋もれてしまってネットで発掘できないんです.
埋没させておくのは惜しい貴重なデータだと思うので公開します.
調べてまとめるのにめちゃめちゃ労力使ってますし.

「わかるやつだけ、わかればいい」 というデータなんですけど.
わかる人には貴重なのではないかと思います.

これ,どこかの一部に少しだけ間違い(あるソフトのある機能が本来○なのに×になっているのが1箇所あった)があって,修正できていません.
どのソフトのどの機能だったか思い出せないので・・・
その原因は僕がMac版を使って評価したからなんです.
でも,このリストの価値を下げるような間違いではなかったはず.

リストはクリックすれば表示できます↓

TTS_SpeckSheet

2017年2月4日追記

特総研の金森さんがコメントで教えてくださいました.ありがとうございます!

平成21年度「発達障害等に対応した教材等の在り方に関する調査研究事業」中間報告書 東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野中間報告書
↑ここに表が掲載されていました.

金森さんのブログでも紹介していただいたように

この表は「中間報告書」にしか掲載されてないんですよね.
ご指摘の通り,URAWSSの原型はこれですね.

 
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椅子をガタガタさせる子どもに

Posted by Kohei on 1月 26, 2017 in 支援技術系

先日,ネットでこのページが紹介されている記事を読みました

うちの長男が気づいたら椅子をガタガタさせているという癖があって,もしかしたらこれって効果ある?と思いました.
製品化を応援したいところなのですが,悠長に待ってもいられないので自作して試してみることにしました.

まあ,効果はまだよくわかりません.
使ってみて効果があったと思っても1週間で元通りみたいなケースはよくあるので.
追って報告します.

2017年2月1日追記

とりあえず椅子のガタガタは無くなったままです.
足をゴムバンドに乗せてぶらぶらしています.
椅子と床が痛まなくなったのでよかったかなと思います.こちらも注意せずに済みますし.

でも背中方向でテレビがついてたりするとダメですね.
後ろ向いちゃいますから.
基本的には,他の環境調整との併用がコツだと思います.

あと「ガタガタするのがどのような理由でよくないのか」ということについては周囲の大人はちゃんと考える必要もあると思います.「行儀が悪い」の一言で済ませるのは簡単ですが,なんのためにその行儀という社会のルールがあるのか,必要な理由を納得できる範囲で説明できるか,など.考えることはいろいろありますね.

 
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スマホゲーム中毒と課金地獄からの脱出

Posted by Kohei on 1月 1, 2017 in 思いつきコラム

*2017/01/14 データを更新して内容を修正・追記しました

あけましておめでとうございます.
昨年初めに更新頑張る宣言した私ですが,結構あっさりと失速してしまいました.
今年は頑張るぞ,と言いたいところですが無理です.
ただ,時々頑張ってそれなりのボリュームの記事を書くというポリシーは持ち続けたいと思っています.

さて,今回は表題のことについて書こうと思います.
私の個人的経験の話です.「中毒」「地獄」ってまあ大袈裟ですよね.そこまでのものではないような気もします.

とはいえ,課金がやめられない,翌月のカード請求が恐ろしくてイライラし続ける,起きている間はゲームのことを考えてしまう,隙あらばゲームをしてしまう,そしてそれのせいで親指腱鞘炎,首の筋を違えて曲げられなくなる,眼精疲労が行きすぎて目が開けられなくなる,などの症状を頻発していました.まあこんな風になる程度にまでハマったよ,ってことです.

ところで,スマホゲームにおける課金関連の用語としてこんな分類があります
・無課金:全くお金を使わずにゲームを楽しむ
・微課金:ときどき,ほんの少しだけ課金する
・重課金:かなりの金額をゲームに突っ込む
・廃課金:生活に支障が出るレベルでかなりの金額をゲームに突っ込む

ここで重要なのは重課金と廃課金の線引きですね.ここは額の問題ではないのです.生活に支障をきたすか否かがそのラインであるというのが私の定義です.私の場合はそこそこの金額を突っ込んでいたのですが,そこそこ支払い能力もあったので,なんとかなっていました.しかしながら上記のような健康障害と支払い能力の限界が見えてきたために課金をやめること試みることになりました.

私が最もお金を突っ込んだゲーム,それはパズル&ドラゴンズ(通称:パズドラ)です.
なぜ始めたのか?それはまぁゲームがしたかったからというのが一番大きいのですが,それと同じくらい大きな動機が「研究者としての関心」です.巷で話題になるような「子どものケータイ課金問題」って実際どんなもんなんだろう,自分で経験してみないとわからないことってあるよね,というものでした.で,ミイラ取りがミイラになるという極めてシンプルなストーリーです.

私がパズドラを始めたのは2013年の10月ごろのようです.

で,その次のパズドラに関するTweetがこれです

からの,これ

もうダメな感じですよね.ハマってしまっています.
掛け値無しに申し上げますが,パズドラってゲーム史上に残る傑作だと思います.ゲームとしてめちゃめちゃ面白い.システムとして新しく,従来のパズルゲームと一線を画すゲームになったと私は思っています.なので私自身は課金は「させられた」のではなくて「名作をどっぷり楽しんだ」という感覚なんですよね.負け惜しみみたいに聞こえるかもしれませんが,本当なんです.

とか言ってますけど,これこそ負け惜しみですね.実際は全然飽きてない.ここから3年間どっぷりハマっていくわけです.

パーティーの組み合わせの妙に気づき,パーティーメンバーを揃えるために課金への欲が増していきます.当時は自分は社会人でありその辺の中高生と稼ぐ金額が違うのだから,課金しちゃえばいいじゃないという感じでした.

もう完全にハマってますよね.ヤバイ感じがうかがえます.本人も薄々気がつき始めましたが,もうどうしようもない感じです.

これはね,本当にこんなものに100円払うなんてなんてもったいない…って思ってるんですよ.本気で思ってるんです.でも一方で,たかが100円で楽しめるんだから安いもんじゃないか,とも本気で思ってるんです.頭の中で天使と悪魔が戦う感じ?

ヤバイですね.勉強代高すぎぃ〜
一方でね,メリットもあるわけです.

こんな感じで,実際の臨床の場ではコミュニケーションを円滑にするツールとしてめちゃめちゃ役に立つわけです,パズドラ.
何も話してくれそうにない子とパズドラの話題をきっかけにして話が盛り上がることといったらもう!

でもね,生活リズムがね,狂っていくんですよ

これは良くないですよ.本気でやめようと思いました.でももう時すでに遅し.本気でやめようと思えないんです.「本気で課金をやめよう」が正確なところなんですよね.「ゲームは面白いからやめたくない.でもお金を使うのやめよう,時間を決めてゲームしよう,そうすれば問題ないじゃないか」という発想なんです.今なら確信を持って言えます.これ,うまくいきませんから

こうやって苦心しているにもかかわらず

新しいキャラは出る,ゴッドフェス(強いレアキャラの的中率が上がるフェス)はしょっちゅうある,システムの変更も起こる.
もうその度にどんどんお金を突っ込んでいってしまうわけです.

とか言ってますけどね.もうこれ苦し紛れの言い訳ですよ.youtube見てると本当にすごく上手い人の動画がわんさか出てくるわけです.エルモアさんとかとうふさんとかダチョウさんとか本当に神です(コスケは…上手いけど素直に認めたくない!)
で,自分も学んだことを試したくなってまたゲームに戻っていくわけです.みんながやっている流行りのパズドラをする→謎の競争意識が生まれて再びパズドラに熱中する→ネットサーフィンをしていると,気づいたらパズドラ関係のまとめサイトやプレイ動画を漁ってしまう,と言った感じで社会との接点だと思っていたパズドラが,ひとつの大きな閉じられた世界になっていくわけです.実際は身の回りにパズドラにハマっている人は多くないですよ.なんせ社会人ですから.でも,その中でももうパズドラやっている人しか目に入らなくなっていくわけです.

もうね,完全なマッチポンプ.課金するとね,スカッとするんですよ.イライラが消える.本当に.レアキャラ引き当てた日なんかにはね「課金してよかったー!課金最高!!」ってなるんですよ.

なんというか,修行?「パズドラ道」みたいなものになっていくわけです.

やめたいけどやめられない.本気でやめたいけど,本気でやめたいわけではない.飽きたけど,急にやりたくなる.みたいな矛盾を抱えながら日々が過ぎていきます.お金と体力がもう限界です.

さて,一体私はどれくらいお金を突っ込んだんでしょうか.

本人の感覚としてはこんな感じです.「魔法石1個で120円やろ?で,5個で480円.どう考えても5個の方がお得やろ?」「今日は仕事頑張ったから自分へのご褒美に魔法石30個.2000円やし,まあいいやろ.だって1個120円やから30個バラで買ったら3600円やで?それが2000円ってだいぶお得やろ?」と言った感じで自分で自分に言い聞かせるというか丸め込むというか.

気づいたらカードの請求がすごい額になってしまってるんですよ.
そんなに使っているつもりはないんです.1万3千円くらいかな…とか思ってたら2万1千円の請求がくるわけです.思っているのよりもだいたい1.7倍くらいの請求がきます.主観ですけど.これ,本当に自分が課金したのだろうか?と思って確認してみると確かに課金しているわけです.もう自分の意思でコントロールなんてできないんですよね.

で,実際に額を計算して見ました.請求金額の履歴が残っていると思っていたのですが,Appleがアプリ内課金の領収証をメール配信してくれるようになったのは2015年の2月からのようです.なので,2013年10月から始めた課金の全貌はわかりませんでした.

で,とりあえず,2015年2月から2016年12月の課金額をまとめてみました.

2017年1月14日追記&修正.

iTunesでこれまでの全課金額を調べる方法がわかりました.
ひとつひとつ手作業で入力していかないといけなかったのでデータとしてまとめるのが大変でしたが…

というわけで,改めまして,2013年10月から2016年12月の課金額をまとめてみました!!

スマホゲームへの課金額の変遷グラフ

以前のグラフと多少の金額のズレがあります.理由は前回の集計は「領収証」ベースで集計していたため,注文日(課金日)が異なるものに対して,数日後にまとめて発行されたデータを使用していました.そのため,異なる日の課金が後日集計されていたり,それによって月をまたいだりしてしまっていたのです.今回のデータは注文日ベースでの集計です.というわけで,多少のズレがあります.データとしては今回の方が正確です.

2015年2月から2016年7月までの18ヶ月で252160円です.失神しそうです.
2013年10月から2016年7月までの34ヶ月で440640円でした.切腹するしかありません.このお金にはおばあちゃんがなくなる前に僕にくれたお金も含まれています.合掌.チーン.

このグラフ見ると,「やっぱり,課金額って徐々に増えていくんだなぁ…」という子供みたいな素朴な感想が出てきました.

それなりに抵抗の跡も見られますよね.課金額が高かった翌月には少し減ってますもんね.

2015年の3月とか,2016年の1月とか3月とか,頑張って減らそうとしているのがわかるでしょ.前月の請求額を見て反省して,もう課金しないと誓うんです.誓うんですけど,ご覧のように1ヶ月我慢するのが限界です.反動があります.

そんな私ですが,2016年7月を最後にパズドラへの課金は一切しなくなりました.というか,パズドラをすっかりしなくなりました.その理由は,グラフにあるように「ポケモンGOを始めたから」です.この理由を自分なりに分析すると

・同じデバイスを使っているため,物理的にパズドラとポケGOを同時にすることができない.
・ゲームに費やす時間は限られているため,その限られた時間を2つに分けることはできない.
・人はそもそも複数のものに同時にどハマりできない(?)

といったところでしょうか.

(2017年1月14日追記)2013年11月と12月は「魔法使いと黒猫のウィズ」にも課金していて,そのぶんパズドラへの課金額が減っていることからも「同時にできない」ことがポイントなのだとわかります.総計での課金額が上がっているので,意味ないですけどね.

私はこれによってひとつの気づきを得ます.
「ゲーム中毒」と呼ばれるような状態から「少しずつ」「自らの意思によって」状況を改善していくというのは極めて難しい,ということです.この状況から脱出するためには「別のものにハマる」ようにすることが最も効果的なのではないかと感じました.もちろん,次にハマるものでも同様の問題が出てくると意味がないわけなので,「よりマシなものにハマる」ことが実際には有効なのではないかなと思っています.

そうです,グラフを見て賢明な読者の方はすでにお気付きのことと思いますが,私は課金地獄から抜け出した訳ではありません.額が小さくなっただけです.「よりマシなものにハマった」だけなんです.ただ,ポケGOはパズドラと違ってガンガン課金するような要素がないんです.移動し続けないと変化が生じないために,1カ所にいるときにずっと時間を費やせるようなゲームではないんですよね.

こういうことを意図してパズドラからポケGOに移ったのかと問われると,答えはNOです.偶然です.

で,長くなったので最後にまとめておきます.
・ゲームがやめられないという状態は思ったよりも簡単になる.飽きる=やめられる,ではない.
・健康障害が生じる状態・生活に支障が出る状態が悪.ハマる行為そのものは悪ではない.
・健康を害する状態になっているのであれば,対策したほうがいい
・「少しずつ」「自らの意思によって」状況を改善するのは不可能に近い
・とはいえゲームはすでに本人のモチベーションの維持,ストレスの解消,コミュニティとの接点,などの重要な生活上の要素となっているので,対策にはそれら要素を念頭に置くことも必要
・「よりマシなものにハマる」ようにスライドさせていくことができればいいのではないか

まあこの結論が正しいかどうかわかりません.ポケGOのシステムが変わってガンガン課金するようになるかもしれませんしね.
最後にこれだけは言っておきたいのですが,僕はゲームにはハマっていましたが,仕事はちゃんとしていました.ちゃんと論文も書いてました.ゲームしてなかったかもっと書けてたんじゃないか?という問いに関しては真摯に受け止めて反省材料にさせていただきたいと思います.

2017年1月14日の追記の追記

元々のデータはこんな感じで月単位ではなくって日単位で入力してあります

つまり,分析しようと思えばもっと細かく分析できます
論文になるんやったらもっと真剣に分析するんやけどなぁ

論文になったらおばあちゃんも浮かばれるかな.

2017年1月24日の追記

このブログ記事がきっかけで週刊誌AERAの取材を受けました.2017年1月30日No.5 の「[大特集]依存から私を守る」の中の12ページから13ぺーじにまたがって少し.

2017年2月2日の追記

この記事内には出てこないけれど,岡さんは他にも釣りやロードバイクにハマっていると話しているので,そちらの効果では?といった内容のコメントをいただきました.確かに魚を釣っている最中やロードバイクに乗っている最中はスマホゲームはしていないのですが,そもそも釣りやロードバイクに乗る機会は,平均すると3週間に2回程度です.3週間に2回程度だとスマホゲームの抑止力や代替にはならないのです.なので,僕は「同じ媒体で,同時にできないようなものにハマり替える,つまり別の『よりマシな』スマホゲームゲームなどにハマり替えること」がポイントではないかと考えています.

2017年2月2日の追記

 
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ストーリーを組み立てる

Posted by Kohei on 10月 13, 2016 in 思いつきコラム

ストーリーを組み立てる能力って重要だな,と学生指導をしていて思います.目の前にある素材は同じなのに,ある人はそれをうまく“調理”する一方で,別の人はその素材を活かしきれないというようなシーンがたくさんあります.強引でも魅力的なストーリーを語れる人は“強い”です.自分に有利な条件を獲得できる可能性が高いように思います.

こういうストーリーを組み立てる能力って育成可能なんだろうか,というのが最近思ったことです.例えば,知能検査の中には「ある一連のストーリーが場面ごとにバラバラになっているカード(か何か)を時系列に沿って正しく並べる」という課題を採用しているものがあります.ちなみに,検査にもよるのですが,ザックリと書くとこの手続きによって,対象者の原因と結果を予測して結びつける能力(≒文脈の理解),時間の概念の理解の能力を見ることができると考えられています.

知能は(ある程度年齢がいけば)基本的には大きく変化しないと考えられているので,前述のストーリーを組み立てる能力って変化しないんでしょうか.検査の手続きだと変化しないかもしれませんが,もうちょっとザックリした「語り方」みたいなものは変化するでしょうね.この語り方の変化みたいなものに私は興味があります.

例えば前述の検査手続きにおいては,正解したかどうかのみが問われることがほとんどなのですが,もうちょっと問い方を変えてみると別のことがわかるように思います.

不正解(想定されたストーリーとは異なる順序で並べる)の子供に「これはどういうお話なの?」と尋ねるとそれなりのストーリーを語る子と,「……わからない(黙る)」という子がいたりします.同じ不正解でもこの違いは大きいんですよね(もちろん黙ってしまう原因もいくつかあります).

冒頭に書いたように素材をうまく“調理”して魅力的なストーリーを語れるってことは,文脈を捉えるということと別軸の能力なのではないかと思います.

そういうことを考えながら,うちの子達とおもちゃを使いながらストーリー作りを楽しんでみました.
使用したおもちゃ?はローリーズ・ストーリー・キューブスというものです.

一度父(私)が見本を見せてからの,

(1)双子兄(6歳6ヶ月)のファーストトライ. ←動画ファイル mpeg4(4.6MB)

そして,それを受けて

(2)長男(8歳5ヶ月)のファーストトライ. ←動画ファイル mpeg4(9.4MB)

さらにそれを受けてからの

(3)双子兄(6歳6ヶ月)のセカンドトライ. ←動画ファイル mpeg4(7.3MB)

あらためてこれをみて思うのは……ストーリーを組み立てるのはやっぱり難しいことなんだなあ,という素朴な感想です.
双子兄の1回目と2回目,比べても質的に何か変化があったようには思えません.ただ,長男とは違うので,発達段階や経験で違いはありそうですね.

論文だったらこんなこと調べてこんな結論書いたら0点ですけど,ブログだからいいよね.
面白いゲームなので興味のある方は是非トライしてみてください.

 
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子どもが見て興味をもっているもの

Posted by Kohei on 8月 17, 2016 in 思いつきコラム

子供の感性は素敵だなあと思うことが多くあります.
本人にどうしてこんな絵を描いたのか,これのどこが好きなのか嫌いなのか,などと質問しても,親が求めるような答えは返ってこないですよね.
うちの双子になんでこの絵を描いたの?と尋ねても…  すきだから おもしろいから   
なんで好きなの?と尋ねても…    んーーわかんない

この子らはどういうものに興味があって,世界をどう見ているのだろう? と気になります.
これは昔から僕が興味を持っていることで,長男が4歳11ヶ月の時に頭にGoProを装着させて公園で遊んでいる様子を撮影したことがあります.

子どもの目線

で,うちの双子はどうなんだろうと思ったわけです.
同じ方法で撮影しても良かったのですが,違った方法を試してみたくなりました.

双子だから同じようなこと考えているのかな?とも思いましたが,双子といえど他人なんだから考えも違うだろうな,とも思うわけで.

そういうわけで,双子らにカメラを持たせて,操作方法を教えたうえで興味を持ったものを撮ってみて,と伝えてみました.
同じタイミングで同じようにカメラを持った双子は何を撮るのか

双子弟の作品を時系列に並べてみました.
左から右,上から下に時間が流れています.
①②③④⑤
⑥⑦⑧⑨⑩
といった感じです.
何も映っていない写真(=真っ暗)は削除しています.あと,すっぴんの母と,父の生尻と,近所のお友達の顔写真は削除しました.
父の生尻は載せても良かったのですが,逮捕されそうだな…と考え直しました.

続いて双子兄の作品を時系列に並べてみました.

遺伝子的には100%同じ二人ですが,何に興味を持っているか,というのは違うようです.

双子弟は静物を撮るのがうまいなあと思います.あと,色使いがうまいと思います.
双子兄は人物を撮るのがうまいなあと思います.それぞれ興味を持っているものが違うんでしょうね.

こういう手法はその人が何に興味を持っているのか,ということを読み解くのに使えそうだなと思っています.

例えば知的障害のある人にカメラを持ってもらって撮影してもらうという手法を用いている研究はいつくかあります.

知的障害のある生徒に対する写真撮影を利用した報告言語行動の増大
林・中鹿・望月(2011)

上記では他者に何かを伝える(報告する)行動の増大をねらうために写真を利用しています

他にも

知的障害者が働く作業現場におけるデジタルカメラ活用の効果
永澤・熊井・渡部(2008)

上記では作業手順の理解を促進するために写真を利用しています

このように本人が他者に何かを伝える,本人の理解を促進する,という文脈で写真が使われることが多いように思います.
でも僕は,写真を「本人が興味を持っていること(考えていること)を他者が読み解く」ために使うのが面白いなあと思っています.

 
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自閉症スペクトラムのサブタイプ(?)に関するメモ

Posted by Kohei on 5月 6, 2016 in 思いつきコラム

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