2023年3月10日、「見立て」に関する研究をするために みたてラボ を作りました。ここであつかう「見立て」とは、人の行動を対象にその行動の理由や背景の状態について、ある一定の論理に基づいて情報を整理する作業です。見立ては対象者の利を最大化するためのものです。「名付け」のためになされるものではなく、上から目線でなされるものでもありません。みたてラボでは見立てのための観察、介入、評価などについてその方法を議論し、研究し、知見を皆さんと共有することを目指します。
みたてラボは、主に講演や議論の活動をするための「オンラインラボ」と、主に対面での実験的な活動をするための「オープンラボ」の2部門で運営することとします。
INDEX
運営について
主催者
岡 耕平 博士(人間科学) 滋慶医療科学大学大学院 教授 公認心理師
実験心理学をバックグラウンドとする認知心理学者です。特別支援教育、ヒューマンインタフェース、職業リハビリテーション、医療マネジメントの領域でこれまで研究活動をしてきました。詳しくは こちらのページ をご覧ください。
プライバシーポリシー
-> こちらのページ にみたてラボのプライバシーポリシーを掲載しています。
オンラインラボ
イベント参加申込
次回の予定は
6月07日 みたてラボExtra #1 知的障害のある人の高等教育について考える
これまでのイベント
過去イベントの録画はありません。過去イベントと同内容のセミナーを聴講されたい場合は、ご相談ください。20チケット(1チケット1000円)以上の申し込みが見込める場合(お一人で20チケット購入いただいても構いません)、再度同じ内容のセミナーを開催することは可能です。本ページ最下部に問い合わせ用のアドレスを掲載しています。
#1 「これから始める『みたてのラボラトリ』とは」(90分フリーイベント)
#2 「因果関係を説明する」(90分)
#3 「支援技術としての生成AI」(90分)
#4 「統計的分析の基礎の基礎の基礎」(90分)
オープンラボ 「みたてラボベース」
2024年度より、みたてラボのオープンラボ部門「みたてラボベース」を始めます。不定期の土曜日に研究室にお越しいただける機会を設けます。チャレンジャーとガーディアンの2つの部門を想定していますが、混ざったり同時進行したりすることがあります。チャレンジャーとガーディアンについては以下をお読みください。
チャレンジャー部門
主として年齢が若かったり経験が浅かったりする人を対象にしています。世界にチャレンジする人という意味でチャレンジャーとしました。チャレンジというのは自分がチャレンジだと思うものであれば何でも構いません。他の人に認められなければならないというものでもありません。
⚫︎まちがい研究部
勉強する中でわからなかったこと、間違えてしまった問題を持ち寄り、なぜわからないのか、どうすればわかるか、といったことについて研究する部です。自分で何か「わからない/間違えた問題」を持ってきてください。オープンラボでは宿題をひとつずつ教えることはありません。でも、ひとつの問題についてわからないことをわかるまで一緒に考え、わかるための手伝いをします。
⚫︎学びかた研究部
みんなと同じやり方だとうまくいかないな、と感じている人に対して、より適した学習方法を見つけるための手伝いをします。その人にとっての「合理的な配慮」を見定めるのにも役立つと思います。
⚫︎自由研究部
自分が興味のあること、自分が取り組んでいることについて、どうすればもっと体系的に、学術的に、進めていくことができるのかといったことについて指導と助言をします。要するに研究の方法について学ぶ機会を提供します。研究というのはいろんなかたちで行うものです。ガッツリやりたいチャレンジャーにはガッツリ指導助言しますが、ほどほどでいい人にはほどほどに指導助言します。
ガーディアン部門
主として子どもを見守り、育て、指導する側の人を対象としています。見守り育てる側としてガーディアンとしました。別に「守りに入っている」というネガティブな意味ではありません。責任をもってきっちりと見守り育て指導するためのスキルアップを目指したい攻めの姿勢の方を対象としています。
⚫︎教えかた研究部
現在の教えかた、伝えかたではどうもうまくいかないといったことについて、何が問題なのか、どうすればうまくいくのかを検証したり、提案したりします。チャレンジャー部門の活動に参加してもらう場合もあります。
⚫︎自由研究部
チャレンジャー部門の自由研究部と同じです。同じですが、こちらの場合はガッツリやりたい人限定です。
アシスティブ・テクノロジー リソース・センター
みたてラボにある支援機器・テクノロジーを体験できる機会を提供します。合理的配慮や障害支援技術の利用という場面において、何が有効な手段なのかということは実際に試して検証してみないとわかりません。幸いなことにみたてラボではいくつかの支援技術(アシスティブテクノロジー)を所有しているので、それを試せるようにしています。
- VOCA(BIG mack, Quick Talker)
- スイッチ(ジャンボスイッチ、ジェリービーンスイッチ)
- BDアダプター
- タイムエイド(Time Timer、Time Log、24時間タイマーU型、Time Tracker)
- トラックボールマウス(Logicool M570)
- 裁断機
- スキャナーとOCR(ScanSnap iX1500)
- ノイズキャンセリング ヘッドフォン(Bose Quiet Confort)
- 単一指向性Bluetoothマイク/デジタル補聴システム(PHONAK Roger Pen)
- アイトラッカー(Tobii Eye Tracker 4C)
- 3Dプリンター(da Vinci 1.0 AiO)
- レーザー彫刻器(Laserpecker pro)
- VRゴーグル(Mata Quest 2)
- 撮影機材(Canon EOS 80D)
参加申込
参加申込は各イベントの3日前に締め切ります。参加あるいは見学されたい方は こちらのURL か、以下の2次元コードをスマートフォンで読み込んでご予約してください。予約には「tol」というスマートフォン用予約アプリが必要です。いつ開催しているかどうかという情報も、このアプリ内のページ上で公開しています。うまく予約できない場合や、その他の問い合わせについては、このページの一番下にある問い合わせメールアドレスからご連絡ください。
みたてラボへのサポート
-> 研究活動のためにほしいもののリスト(Amazonほしい物リスト) です。応援していただけると嬉しいです。選択肢に中古品がある場合はそちらで十分嬉しいです。
問い合わせ
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