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滋慶医療科学大学大学院 医療管理学研究科 岡研究室

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ラボテーマ

 教育・福祉・医療の現場で生じる課題について、人間と環境の相互作用の観点から背景メカニズムを明らかにし、環境を変更したり代替手法を適用することで人々の負荷を下げ、課題解決を図ることをテーマにしています。基礎研究か応用研究か、といった観点にはこだわりません。また、目的に応じて適切な研究手法を選択することを重視しています。ただし、ラボに所属する学生には、自身の所属するフィールドにおいて実際に生じている課題の解決に貢献しうることを研究テーマとして選んでもらっています。これは、研究の訓練期間である修士課程において、自身が既にもっている知識を利用できることで負荷が減ること、自身の生活に関することの方が研究のモチベーションを維持しやすいことを考慮してのことです。学生の研究テーマや研究フィールドに関しては、指導する立場としてできる限り私自身がそのフィールドについて勉強し、実際にフィールドに足を運ぶように心がけています。

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メンバー

教員/Principal Investigator

岡 耕平   博士(人間科学), 公認心理師

専門領域:認知心理学,人間支援工学,障害支援技術,職業リハビリテーション

在学生

14期生 新名 亜弥(看護師)
14期生 田中 真紀(看護師)
13期生 松本 真弓(看護師)

修了生

12期生 釣 由美(看護師)
12期生 西尾 嘉津政(理学療法士)
11期生 山口 砂織(診療放射線技師)
10期生 城戸 眞由子(看護師)
10期生 角辻 久美子(看護師)
9期生 筧 弘恵(看護師)
8期生 加藤 貴充(臨床工学技士)
8期生 大辻 尚子(看護師)
7期生 辻 恵梨香(介護福祉士)
7期生 福士 暁也(柔道整復師)
6期生 山本鋭二郎(診療放射線技師)
6期生 奥田 裕美(言語聴覚士)
5期生 工藤 ゆかり(看護師)
5期生 小山 和彦(臨床工学技士)
5期生 岩谷 大(言語聴覚士)
4期生 岡本 貴弥(精神保健福祉士)
4期生 松本 美香(視能訓練士)
3期生 井上 奈美江(看護師)
3期生 藤井 耕(臨床工学技士)

研究室に所属した学生のバックグラウンド

看護師/助産師/臨床工学技士/医療物理士/診療放射線技師/理学療法士/作業療法士/言語聴覚士/視能訓練士/精神保健福祉士/介護福祉士/柔道整復師


研究室で扱ってきた修士学位論文のテーマ

  • 産科医療補償制度における原因分析報告書の評価に関する検討
  • 在宅における血液透析装置の安全使用に関する人間支援工学的研究
  • 訪問看護師が受ける苦情と対処行動の選択に関する研究
  • 眼科検査場面における視能訓練士の認知的技能に関する研究
  • 精神保健福祉士の認知的技能に関する探索的研究
  • 看護管理者のストレス軽減のためのFRAM分析の適用
  • 発達障害のある成人の「生きづらさ」に関する研究
  • 人工心肺装置のトラブル発生時における状況認識とクライシスチェックリストの効果
  • 看護師と患者の「待つ−待たせる」時間認識の違い
  • 聴覚障害のある人の生活場面での困難を理解するための障害疑似体験の課題整理と新しい体験学習の提案
  • 放射線治療計画におけるヒューマンエラーの原因分析と対策の検討
  • 認知症患者のケア場面における介護職者の「嘘」に関する研究
  • 柔道整復師養成校における医療安全教育の構築に向けた事故と苦情(広義の紛争)に関する実態調査
  • 看護師の質問行動の阻害要因に関する研究
  • 看護業務負担を軽減するための「仕掛け」に関する研究
  • 手術場面の機器操作におけるレジリエンスの評価
  • レジリエンスを評価するためのインシデントレポートフォームの開発
  • 電子カルテ指示受け時の看護師の臨床判断に関する研究
  • 夜間救急外来におけるレジリエンスを維持するための看護師の負担評価
  • 言語コミュニケーションが困難な発達障害のある人の医療面接時の困難に関する研究
  • 理学療法士における自身の介助スキルのメタ認知的言語化とスキルの言語伝達に関する研究
  • 高齢者における記憶の困難から生じると考えられる行動の背景にある環境要因の研究
  • 安全への新たなアプローチを取り入れた看護師への輸血教育に関する研究

学生/修了生との共著論文(一部学会発表抄録含む)

  • 松本真弓・岡耕平 (2023). 安全への新たなアプローチを取り入れた看護師への輸血教育, 日本輸血細胞治療学会誌, 69(5),巻末39.
    • 釣由美・岡耕平 (2024). 高齢者における記憶に関する生活上の困難の背景にある環境要因 についての実態調査. ヒューマンインタフェース学会研究報告集, 26(4), 177-182.
    • 木下(工藤)ゆかり・岡耕平・土屋八千代. (2023). 病棟看護師長の管理業務に注目したストレスマネジメントの有効性に関する検討―管理業務の俯瞰に基づいたコーピングの提案の有効性-. インターナショナルNursing Care Research22(1), 145-154.
    • 西尾嘉津政・岡耕平 (2023). 理学療法臨床経験の違いによる自身の動作表現と動作指導表現の違いに関する研究. ヒューマンインタフェース学会研究報告集, 25(7), 27-30.
    • Kohei Oka and Yumi Tsuri (2023). A case study of how memory decline in dementia depends on the environment. SARMAC 2023 Program Book, 105.
    • 岡耕平・山口砂織 (2023). コミュニケーションが困難な発達障害のある人における 医療参加の困難性. ヒューマンインタフェース学会研究報告集, 25(3), 133-138.
    • 筧弘恵・石原啓之・岡耕平 (2022). レジリエンス向上のためのインシデントレポート評価方法の検討 ―医療場面におけるエラーが患者に提供される前に発見された プロセスの分析―, ヒューマンインタフェース学会研究報告集24(3), 129-134.
    • 野々村ゆかり・岡耕平・山中真. (2021). ナースコールに対する「待つ患者」と「待たせる看護師」の待機時間認識調査:時間を表す言葉の時間認識. 医療マネジメント学会誌22(3), 130-134.
    • 加藤貴充・今村孝之・田中太郎・岡耕平 (2020). 術者が作成したWork as imaginedに対するチームパフォーマンス評価の試み. 第15回医療の質・安全学会学術集会プログラム・抄録集, 195.
    • 小山和彦・岡耕平・西辻冬馬・堀 辰之.(2020). 人工心肺のトラブル対処時の状況認識にクライシスチェックリストが及ぼす効果.対外循環技術, 47(2), 128-137.
    • 辻恵梨香・岡耕平 (2019). 認知症のある高齢者に対し介護職員が用いる方便的欺瞞の分類, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, 21(3), 69-72.
    • 山本鋭二郎・岡耕平. (2019). 放射線治療におけるインシデント事例に対するVTAを用いたヒューマンファクター研究. 日本放射線技術学会雑誌, 日本放射線技術学会雑誌, 75(11), 1249-1259.
    • 井上奈美江・岡耕平. (2019). 訪問看護師が受ける苦情の実態−インタビュー内容の主観的分類から−. 日本在宅看護学会誌, 8(1), 40-47.
    • 藤井耕・岡耕平・折田義正. (2019). 在宅血液透析装置に求められる要件についての検討. 日本臨床工学技士会会誌, 65, 98-103.
    • 笠原聡子・杉本千恵・岡耕平. (2018). 看護学生および看護師における二次元レジリエンス要因尺度(BRS)の信頼性と妥当性の検証. 日本看護科学会誌, 38, 160-168.
    • 杉本千恵・笠原聡子・岡耕平. (2018). 二次元レジリエンス要因尺度を用いた看護学生のレジリエンス特性の学年による違い. 日本看護科学会誌, 38, 18-26.
    • 吉野眞美・岡耕平・木内淳子. (2018). 産科医療補償制度における原因分析報告書の検討. 医療の質・安全学会誌, 13(3), 275-284.
    • 杉本千恵・笠原聡子・岡耕平. (2018). 看護学生のレジリエンス特性と精神的負担感の年間推移との関係. 日本看護学会論文集(看護教育), 48, 39-42.
    • 喜田裕也・岡耕平・木内淳子. (2015). WHOドラフトガイドラインに基づいた医療事故調査66報告書の検討 ―非懲罰性について―,医療の質・安全学会誌, 10(3), 269-272.
    • 吉野眞美・岡耕平・木内淳子. (2013) 看護師等が刑事責任を問われた事故の根本原因分析 ~そこから学ぶ事故防止策の不備の検討〜 医療の質・安全学会誌, 8(4), 336-347.

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