論文が出ました

ラボの修了生の野々村ゆかりさんの論文が日本医療マネジメント学会雑誌に掲載されました。

野々村ゆかり・岡耕平・山中真(2011)
ナースコールに対する「待つ患者」と「待たせる看護師」の待機時間認識調査-時間を表す言葉の時間認識-
日本医療マネジメント学会雑誌, 22(3), 130-134.

この研究ではナースコールでナースが患者に「少しお待ちください」といったように回答する状況で、ナースと患者はそれぞれそれを何秒だと予想しているのか調べています。
いま行きます/すぐ行きます/少しお待ちください/しばらくお待ちください と言ったときに、ナースと患者の認識が異なることに加えて、ナース間、患者間でもズレが大きいということがわかりました。
このようなズレによって「待ってたのにナースが来なかった」→「一人で立つ」→「転倒」といった現象が起きているのではないかということが示唆されました。
今回の知見は、看護管理や看護教育においても役に立つと考えられます。

http://square.umin.jp/~jhm/jhm50/journal/vol22/vol22-3.html#

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です