ラボ修了生の小山さんが筆頭著者の論文が第46回日本体外循環技術医学会大会で論文賞を受賞しました

ラボの修了生の論文が第46回日本体外循環技術医学会大会で論文賞に選ばれました。おめでとうございます。

小山・岡・西辻・堀 (2020). 人工心肺のトラブル対処時の状況認識にクライシスチェックリストが及ぼす効果.体外循環技術, 47(2), 128-137.

この研究では実験環境下で本職の臨床工学技士に人工心肺を操作してもらい、トラブルを発生させた時の「状況認識」を測定しました。当然個人差があり、スコアの低い人はトラブル対応が困難になるわけですが、クライシスチェックリストを導入することにより、その困難が解消されることを示しました。

近年の医療現場ではレジリエンス(トラブルが起きても通常の状態に復元する(個人の)能力)が重視されているわけですが、我々は「レジリエンスは個人の能力ではなく、手続きにこそ求められるはずだ」という考えのもと、この知見を示しました。レジリエンス研究においても重要な知見になると考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です