発達障害の脱医療化について
自分的にはLGBTが脱医療化したように、発達障害、知的障害、自閉症スペクトラムの脱医療化があると予想している。15年くらい先か。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
「脱医療化」と「福祉の対象としとカバーされる」って両立するかな?
— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) 2018年6月7日
条件付きで両立すると思う。要するに公的に治療の対象としなくなる、って事になると思う。現在も知的障害とかは治療されてるわけではないけど、診断からスタートするディスクレパンシーアプローチなわけで、それが変わるんじゃないかな。福祉の場合は徐々に診断不要→受給者証必要になっててどっかで
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
そういう線引きが必要になるとは思うけど、対象範囲の拡大かつ段階的に対応できるようにすることで治療の対象とするというのが変わってくるんじゃないかな。国が本気でインクルージョンというなら。でもまあそれは景気の回復とセットやし、制度設計もいるから楽観視して15年。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
発達障害についての診断かあるいは認定が医師の専権事項から外れるのならすごくすごく助かるんですけど、お金とサービスが絡むので医療システムの手を借りずに行政がそれを作れるのかなーと心配しかないです。
— じゅじゅ@体調回復 (@jujutti) 2018年6月7日
医療化しておいた方がある種「楽」なんだろうなと思います。政治的に。しかし社会モデルが浸透し、社会の考え方が変わると制度設計を変えましょうとなる。この流れは今後来るだろうと考えています。10年単位のスパンで考える必要性と、経済の回復の要件を満たす必要性はあると思います。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
サービスやお金が絡むので、「なぜ病気じゃない人たちに税金が手厚く再配分されるんや」という「平等論」に行き着くと思うな。結局は「病気じゃないのにずるい」という人々の意識の問題。 https://t.co/AAA3T6fHvv
— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) 2018年6月7日
LGBTの問題においても、例えば同性婚は誰の懐も痛まないので自由にすればええやんと思う人は多いと思うけど、「性同一性障害」という医学的診断抜きにして性転換手術に保険適用するのには抵抗感を感じる人は多いんじゃないかなあ。 https://t.co/AAA3T6fHvv
— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) 2018年6月7日
うーん、そういう意味では「LGBTの問題も脱医療化しているとはいえない」というのが実際なんではないだろうか。
— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) 2018年6月7日
そう思う。しかし「ズルい」と考える人が多いとしても、そういう「医療的処置の必要性」について議論が必ず生じるとしても、それは「そもそも治療の対象とすべきか」の議論とは違うものやと思う。それらは実際にやるとなった時に実務として生じる議論で、まず、治療の対象となるかという議論が今後先に
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
来るんじゃないかなと思ってる。LGBTもいまだに議論はあるけど、流れとしては脱医療化なわけで。そういうのと同様に発達障害にも脱医療化の流れは来ると思う。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
なるほど「脱医療化」の定義の問題やな(いつか飲みながらこんな話したw)。 https://t.co/30ZGUlLi2a
— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) 2018年6月7日
あ、そうやね。医療化と脱医療化については俺の話はこの本を参考にしてる(中古市場でクソ高い) > 逸脱と医療化―悪から病いへ (MINERVA社会学叢書) https://t.co/IyhstDXHxf
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
まあでもそういう話なら「発達障害を治療の対象とする」と考えているやつって今でもいるか?
・・・いるわ! https://t.co/30ZGUlLi2a— 大久保 賢一 (@kenichi_ohkubo) 2018年6月7日
「ズルい」という話は本当に根が深い。例えば「障害者雇用」に関するトラブル・不満を抱えた職場の人たちに、「障害者雇用されている人が時給200円だとしたら」と尋ねると「それなら仕方がないね」という人がほとんど。この背景の不満に対して対策がないとインクルーシブな社会というのは難しい。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月8日
「逸脱と医療化」に示されてるようにザックリ言うと医療化には「社会的逸脱」→「逸脱のネガテイブ評価」→「医療の対象化」というプロセスがある。なので脱医療化は「逸脱のネガテイブ評価の払拭」→「社会的な『逸脱』ではない」という再評価のプロセスを経る必要がある。間違った解釈かもしれない。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月8日
ーー話が自分の中だけで展開されて・・・ーー
さっき小森さん@masashikomori からBI論では?という指摘が入ったけど、BIは「ズルい」と「お金がない」の両方を傘同時に解決しようとする「手段」なのだろうと考えてる。社会がそれを選ぶかわからないけど、この目標の解決にBIは必須ではないと思う。ズレた会話になってしまったけど。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月7日
ベーシックインカムという発想は自由民主主義と社会民主主義、どちらに近い考えなのだろうか。国・企業(市場)・民、の関係で考えると、自由民主主義だと富の流れが国→企業→民で、社会民主主義だと国→民→企業。BIは大きな政府小さな政府的な流れで登場するけど、民主主義としてはどちらなのか。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月8日
フィンランドが社会実験としてBIを試験導入し、そしてやめたという話に興味がある。フィンランドは社会民主主義の国なので、そっちが先にBIを導入しようとしたのか、という驚き。BIって、不思議でコンサバ、リベラル、リバタリアン、コミュニタリアン、全ての中で賛成と反対意見がある。
— Kohei_OKA 73.25 (@aloha_koh) 2018年6月8日
※ツイートの転載に関して @kenichi_ohkubo さんと @jujutti さんから許可をいただきました