子どもの目線

●●の目線で考えて云々っていう言い回しはよく聞きますが,そんなに違うものなんでしょうか,目線.

さしあたって私が興味あるのは自分の子どもの目線です.できる限りの時間を使って子どもと接するようにしていますが,付き合えば付き合うほど「この子はいったい何を考えているんだろう」とわからなくなります.親子といえど所詮は他人ですから,理解できるものではないのですが.

人が何を考えているのか,というのを知るすべはないのですが,人が何を見ているのか,というのはその人の行動を読み解くのに参考になります.そういうわけで,長男(4歳11ヶ月)の額に小型カメラGoPro HERO3を取り付けて,1時間ほど一緒に過ごしてみました.

ちなみに,カメラは額に取り付けてあるので,映像は「目線」や「視点」ではなく,あくまで「額の方向」です.目の動きは頭部の動きと完全に一致しているわけではないので,画面が固定されていても別の対象に視点は移動しています.本当の視点の移動はこの動画からはわかりません.一般的に,頭部の正面方向からおおよそ30度以内に収まる対象であれば,人間は目だけを動かしてその対象を見ようとします.一方でおおよそ30度より離れていれば見たい対象の方向に頭部を動かすことが知られています.なので,額の方向からは大まかな「視線」の情報が想像できるわけです.

ま,実験ではないので,細かい話はどうでもいいです.1分45秒の動画を切り出してみました.

万博公園にて(184MB, MP4ファイル)

なんというか平凡ですね.子どもの目線.既におっさんである自分の目線と違ってワクワクできそうな感じがしましたが.いや,考えてみりゃあ当たり前なんですけどね.身長100cmと少し.THE子どもの目線というやつを期待していたのですが,周囲に比較対象が少ないせいか,その点よくわかりません.映像から伝わってくるのは,親が子のことを気にする10分の1も子は親のことを気にしていないなってことです.それもまた当たり前なんですけど.でもまあ,ほのぼのしますね.自分の子どもの映像だからだと思いますが.

最後に,補足ですが,画像が粗いのはGoPro Hero3のせいではありません.ファイル形式を変えてファイルサイズを落としたからです.生のデータはめちゃめちゃ綺麗です.

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