30年が経ちまして
仕事で近くに立ちよることがあったので,30数年前に自分が住んでいた場所に行ってみた.
2歳くらいから6歳まで住んでいた場所.
記憶というのは面白い.思っていたよりも自分がその場所のことをいろいろと覚えているので驚いた.
あのあたりに西友があって,そこから長い坂を登って,高台に出ると第1ストアっていう商店街があって,そこの横の道に沿っていくと団地があって,その団地の奥に公園があって,
といった風に記憶通りの道順で記憶通りの場所があるので子供の頃の記憶でも,それなりにちゃんとしたものもあるのだなあと驚いた.
ただ,もう西友はなくて,第1ストアもなかったのだけど.
まあ面影?はあった.
位置関係はそれなりに正確なのだけど,距離感と縮尺が違う.第1ストアから家まではしばらく歩いたと思っていたのだけど,実際は目と鼻の先だし,あれだけ広かった公園は狭い.
まあ身体が小さかったからなのだろうけれども.
これが今の公園.当時と同じ遊具がある.
そして,これが30年前のその場所である.
この映像は,当時SONYがはじめて民生用に出したビデオカメラで撮影している.
懐かしのβ規格.
そこまで鮮明でない映像をさらに圧縮したのでずいぶんと画質が落ちたけど,雰囲気はよく分かる.
よく見比べると,コンクリのキリンの位置が違う.
違うけれども,遊具は当時のままでとても感慨深い.
映像の中の自分が,自分の長男とそっくりでびっくりする.