修了生の加藤貴充さんの論文が学術誌に掲載されました
弊ラボ出身の加藤貴充さん(8期生)の論文が日本医工学治療学会の発行する学術誌「医工学治療」に掲載されました。
加藤貴充・岡耕平. (2026). 医療従事者のレジリエンスを強化する患者モニターの導入:患者安全における新たな可能性. 医工学治療, 46-49.
この論文は、近年登場した大量の患者データを機械学習をさせた低血圧検出アルゴリズムを有する血行動態モニタリング機能を用いることで、臨床工学の安全アプローチがどのように変わるか、その展望をデータを踏まえて整理したものです。この装置は低血圧を予測し、関係パラメーターを監視、異常値が出ればその対処方法を表示してくれるという特徴があります。従来はエラーが生じてから臨床工学技士がそれに気づき、対処方法を検討して修正するというアプローチだったものを、エラーが生じそうな/生じた時点で対処方法を機械側が提案してくれるようになることで、工学技師の安全管理アプローチが変わります。近年の安全研究では、事故の未然防止とその方法が研究テーマとして重視されており、本研究は新たに登場した事故の未然防止のための工学的システムが、実際にどのように手術の現場で役に立つのかを事例ベースで報告したものです。