どうせやるなら面白いことを

福祉はもっとハッチャケていいと思う.
むかしの福祉,特に作業所なんかは,補助金運営で利用者何人あたり補助金いくらという算段で動いていた.
いた,というか,それはいまでも変わっていないと思う.

儲かることをしていないのだからエクストラなお金が入ってくることもない.
中小企業から受けた孫請け仕事で1日数千円.そこから経費を引いて,月の終わりに皆で工賃を割る.
利用者1人あたりの工賃が数千円.施設利用料数千円.赤字.

親御さんに尋ねると,それでも居場所があるだけで良いんです.と.
確かにそれはそうだと思う.

中の職員はどうだろう.
補助金運営ということは給与を含めた年予算が決まっているということ.
10年働こうが給料は上がらない.

事業主のとれる選択肢としては,いろんな福祉サービスを運営して,利用者を増やして何とか儲けようとする.
ここ10年の福祉政策の転換は,これができるようになったというのが大きい.
儲かる法人が出てきた.
儲かるといっても,企業に比べたら儲からないんだけど.

でも,アイデアがないなあというのが感想.
・スワンベーカリー
・ココファーム
・しょうぶ学園
・アトリエ・インカーブ
いろいろ出てきた.いろいろ出てきて,真似をする所も増えてきた.
でも真似をしたところで成功した話を聞いたことがない.

福祉には二匹目のドジョウはいないのかも知れない.

福祉の世界で,どうせやるなら面白いことを.
というわけで面白いプロジェクトを進めることにした.同年代の人たちと.

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