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スマホゲーム中毒と課金地獄からの脱出

Posted by Kohei on 1月 1, 2017 in 思いつきコラム

*2017/01/14 データを更新して内容を修正・追記しました

あけましておめでとうございます.
昨年初めに更新頑張る宣言した私ですが,結構あっさりと失速してしまいました.
今年は頑張るぞ,と言いたいところですが無理です.
ただ,時々頑張ってそれなりのボリュームの記事を書くというポリシーは持ち続けたいと思っています.

さて,今回は表題のことについて書こうと思います.
私の個人的経験の話です.「中毒」「地獄」ってまあ大袈裟ですよね.そこまでのものではないような気もします.

とはいえ,課金がやめられない,翌月のカード請求が恐ろしくてイライラし続ける,起きている間はゲームのことを考えてしまう,隙あらばゲームをしてしまう,そしてそれのせいで親指腱鞘炎,首の筋を違えて曲げられなくなる,眼精疲労が行きすぎて目が開けられなくなる,などの症状を頻発していました.まあこんな風になる程度にまでハマったよ,ってことです.

ところで,スマホゲームにおける課金関連の用語としてこんな分類があります
・無課金:全くお金を使わずにゲームを楽しむ
・微課金:ときどき,ほんの少しだけ課金する
・重課金:かなりの金額をゲームに突っ込む
・廃課金:生活に支障が出るレベルでかなりの金額をゲームに突っ込む

ここで重要なのは重課金と廃課金の線引きですね.ここは額の問題ではないのです.生活に支障をきたすか否かがそのラインであるというのが私の定義です.私の場合はそこそこの金額を突っ込んでいたのですが,そこそこ支払い能力もあったので,なんとかなっていました.しかしながら上記のような健康障害と支払い能力の限界が見えてきたために課金をやめること試みることになりました.

私が最もお金を突っ込んだゲーム,それはパズル&ドラゴンズ(通称:パズドラ)です.
なぜ始めたのか?それはまぁゲームがしたかったからというのが一番大きいのですが,それと同じくらい大きな動機が「研究者としての関心」です.巷で話題になるような「子どものケータイ課金問題」って実際どんなもんなんだろう,自分で経験してみないとわからないことってあるよね,というものでした.で,ミイラ取りがミイラになるという極めてシンプルなストーリーです.

私がパズドラを始めたのは2013年の10月ごろのようです.

で,その次のパズドラに関するTweetがこれです

からの,これ

もうダメな感じですよね.ハマってしまっています.
掛け値無しに申し上げますが,パズドラってゲーム史上に残る傑作だと思います.ゲームとしてめちゃめちゃ面白い.システムとして新しく,従来のパズルゲームと一線を画すゲームになったと私は思っています.なので私自身は課金は「させられた」のではなくて「名作をどっぷり楽しんだ」という感覚なんですよね.負け惜しみみたいに聞こえるかもしれませんが,本当なんです.

とか言ってますけど,これこそ負け惜しみですね.実際は全然飽きてない.ここから3年間どっぷりハマっていくわけです.

パーティーの組み合わせの妙に気づき,パーティーメンバーを揃えるために課金への欲が増していきます.当時は自分は社会人でありその辺の中高生と稼ぐ金額が違うのだから,課金しちゃえばいいじゃないという感じでした.

もう完全にハマってますよね.ヤバイ感じがうかがえます.本人も薄々気がつき始めましたが,もうどうしようもない感じです.

これはね,本当にこんなものに100円払うなんてなんてもったいない…って思ってるんですよ.本気で思ってるんです.でも一方で,たかが100円で楽しめるんだから安いもんじゃないか,とも本気で思ってるんです.頭の中で天使と悪魔が戦う感じ?

ヤバイですね.勉強代高すぎぃ〜
一方でね,メリットもあるわけです.

こんな感じで,実際の臨床の場ではコミュニケーションを円滑にするツールとしてめちゃめちゃ役に立つわけです,パズドラ.
何も話してくれそうにない子とパズドラの話題をきっかけにして話が盛り上がることといったらもう!

でもね,生活リズムがね,狂っていくんですよ

これは良くないですよ.本気でやめようと思いました.でももう時すでに遅し.本気でやめようと思えないんです.「本気で課金をやめよう」が正確なところなんですよね.「ゲームは面白いからやめたくない.でもお金を使うのやめよう,時間を決めてゲームしよう,そうすれば問題ないじゃないか」という発想なんです.今なら確信を持って言えます.これ,うまくいきませんから

こうやって苦心しているにもかかわらず

新しいキャラは出る,ゴッドフェス(強いレアキャラの的中率が上がるフェス)はしょっちゅうある,システムの変更も起こる.
もうその度にどんどんお金を突っ込んでいってしまうわけです.

とか言ってますけどね.もうこれ苦し紛れの言い訳ですよ.youtube見てると本当にすごく上手い人の動画がわんさか出てくるわけです.エルモアさんとかとうふさんとかダチョウさんとか本当に神です(コスケは…上手いけど素直に認めたくない!)
で,自分も学んだことを試したくなってまたゲームに戻っていくわけです.みんながやっている流行りのパズドラをする→謎の競争意識が生まれて再びパズドラに熱中する→ネットサーフィンをしていると,気づいたらパズドラ関係のまとめサイトやプレイ動画を漁ってしまう,と言った感じで社会との接点だと思っていたパズドラが,ひとつの大きな閉じられた世界になっていくわけです.実際は身の回りにパズドラにハマっている人は多くないですよ.なんせ社会人ですから.でも,その中でももうパズドラやっている人しか目に入らなくなっていくわけです.

もうね,完全なマッチポンプ.課金するとね,スカッとするんですよ.イライラが消える.本当に.レアキャラ引き当てた日なんかにはね「課金してよかったー!課金最高!!」ってなるんですよ.

なんというか,修行?「パズドラ道」みたいなものになっていくわけです.

やめたいけどやめられない.本気でやめたいけど,本気でやめたいわけではない.飽きたけど,急にやりたくなる.みたいな矛盾を抱えながら日々が過ぎていきます.お金と体力がもう限界です.

さて,一体私はどれくらいお金を突っ込んだんでしょうか.

本人の感覚としてはこんな感じです.「魔法石1個で120円やろ?で,5個で480円.どう考えても5個の方がお得やろ?」「今日は仕事頑張ったから自分へのご褒美に魔法石30個.2000円やし,まあいいやろ.だって1個120円やから30個バラで買ったら3600円やで?それが2000円ってだいぶお得やろ?」と言った感じで自分で自分に言い聞かせるというか丸め込むというか.

気づいたらカードの請求がすごい額になってしまってるんですよ.
そんなに使っているつもりはないんです.1万3千円くらいかな…とか思ってたら2万1千円の請求がくるわけです.思っているのよりもだいたい1.7倍くらいの請求がきます.主観ですけど.これ,本当に自分が課金したのだろうか?と思って確認してみると確かに課金しているわけです.もう自分の意思でコントロールなんてできないんですよね.

で,実際に額を計算して見ました.請求金額の履歴が残っていると思っていたのですが,Appleがアプリ内課金の領収証をメール配信してくれるようになったのは2015年の2月からのようです.なので,2013年10月から始めた課金の全貌はわかりませんでした.

で,とりあえず,2015年2月から2016年12月の課金額をまとめてみました.

2017年1月14日追記&修正.

iTunesでこれまでの全課金額を調べる方法がわかりました.
ひとつひとつ手作業で入力していかないといけなかったのでデータとしてまとめるのが大変でしたが…

というわけで,改めまして,2013年10月から2016年12月の課金額をまとめてみました!!

スマホゲームへの課金額の変遷グラフ

以前のグラフと多少の金額のズレがあります.理由は前回の集計は「領収証」ベースで集計していたため,注文日(課金日)が異なるものに対して,数日後にまとめて発行されたデータを使用していました.そのため,異なる日の課金が後日集計されていたり,それによって月をまたいだりしてしまっていたのです.今回のデータは注文日ベースでの集計です.というわけで,多少のズレがあります.データとしては今回の方が正確です.

2015年2月から2016年7月までの18ヶ月で252160円です.失神しそうです.
2013年10月から2016年7月までの34ヶ月で440640円でした.切腹するしかありません.このお金にはおばあちゃんがなくなる前に僕にくれたお金も含まれています.合掌.チーン.

このグラフ見ると,「やっぱり,課金額って徐々に増えていくんだなぁ…」という子供みたいな素朴な感想が出てきました.

それなりに抵抗の跡も見られますよね.課金額が高かった翌月には少し減ってますもんね.

2015年の3月とか,2016年の1月とか3月とか,頑張って減らそうとしているのがわかるでしょ.前月の請求額を見て反省して,もう課金しないと誓うんです.誓うんですけど,ご覧のように1ヶ月我慢するのが限界です.反動があります.

そんな私ですが,2016年7月を最後にパズドラへの課金は一切しなくなりました.というか,パズドラをすっかりしなくなりました.その理由は,グラフにあるように「ポケモンGOを始めたから」です.この理由を自分なりに分析すると

・同じデバイスを使っているため,物理的にパズドラとポケGOを同時にすることができない.
・ゲームに費やす時間は限られているため,その限られた時間を2つに分けることはできない.
・人はそもそも複数のものに同時にどハマりできない(?)

といったところでしょうか.

(2017年1月14日追記)2013年11月と12月は「魔法使いと黒猫のウィズ」にも課金していて,そのぶんパズドラへの課金額が減っていることからも「同時にできない」ことがポイントなのだとわかります.総計での課金額が上がっているので,意味ないですけどね.

私はこれによってひとつの気づきを得ます.
「ゲーム中毒」と呼ばれるような状態から「少しずつ」「自らの意思によって」状況を改善していくというのは極めて難しい,ということです.この状況から脱出するためには「別のものにハマる」ようにすることが最も効果的なのではないかと感じました.もちろん,次にハマるものでも同様の問題が出てくると意味がないわけなので,「よりマシなものにハマる」ことが実際には有効なのではないかなと思っています.

そうです,グラフを見て賢明な読者の方はすでにお気付きのことと思いますが,私は課金地獄から抜け出した訳ではありません.額が小さくなっただけです.「よりマシなものにハマった」だけなんです.ただ,ポケGOはパズドラと違ってガンガン課金するような要素がないんです.移動し続けないと変化が生じないために,1カ所にいるときにずっと時間を費やせるようなゲームではないんですよね.

こういうことを意図してパズドラからポケGOに移ったのかと問われると,答えはNOです.偶然です.

で,長くなったので最後にまとめておきます.
・ゲームがやめられないという状態は思ったよりも簡単になる.飽きる=やめられる,ではない.
・健康障害が生じる状態・生活に支障が出る状態が悪.ハマる行為そのものは悪ではない.
・健康を害する状態になっているのであれば,対策したほうがいい
・「少しずつ」「自らの意思によって」状況を改善するのは不可能に近い
・とはいえゲームはすでに本人のモチベーションの維持,ストレスの解消,コミュニティとの接点,などの重要な生活上の要素となっているので,対策にはそれら要素を念頭に置くことも必要
・「よりマシなものにハマる」ようにスライドさせていくことができればいいのではないか

まあこの結論が正しいかどうかわかりません.ポケGOのシステムが変わってガンガン課金するようになるかもしれませんしね.
最後にこれだけは言っておきたいのですが,僕はゲームにはハマっていましたが,仕事はちゃんとしていました.ちゃんと論文も書いてました.ゲームしてなかったかもっと書けてたんじゃないか?という問いに関しては真摯に受け止めて反省材料にさせていただきたいと思います.

2017年1月14日の追記の追記

元々のデータはこんな感じで月単位ではなくって日単位で入力してあります

つまり,分析しようと思えばもっと細かく分析できます
論文になるんやったらもっと真剣に分析するんやけどなぁ

論文になったらおばあちゃんも浮かばれるかな.

2017年1月24日の追記

このブログ記事がきっかけで週刊誌AERAの取材を受けました.2017年1月30日No.5 の「[大特集]依存から私を守る」の中の12ページから13ぺーじにまたがって少し.

2017年2月2日の追記

この記事内には出てこないけれど,岡さんは他にも釣りやロードバイクにハマっていると話しているので,そちらの効果では?といった内容のコメントをいただきました.確かに魚を釣っている最中やロードバイクに乗っている最中はスマホゲームはしていないのですが,そもそも釣りやロードバイクに乗る機会は,平均すると3週間に2回程度です.3週間に2回程度だとスマホゲームの抑止力や代替にはならないのです.なので,僕は「同じ媒体で,同時にできないようなものにハマり替える,つまり別の『よりマシな』スマホゲームゲームなどにハマり替えること」がポイントではないかと考えています.

2017年2月2日の追記

 
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ストーリーを組み立てる

Posted by Kohei on 10月 13, 2016 in 思いつきコラム

ストーリーを組み立てる能力って重要だな,と学生指導をしていて思います.目の前にある素材は同じなのに,ある人はそれをうまく“調理”する一方で,別の人はその素材を活かしきれないというようなシーンがたくさんあります.強引でも魅力的なストーリーを語れる人は“強い”です.自分に有利な条件を獲得できる可能性が高いように思います.

こういうストーリーを組み立てる能力って育成可能なんだろうか,というのが最近思ったことです.例えば,知能検査の中には「ある一連のストーリーが場面ごとにバラバラになっているカード(か何か)を時系列に沿って正しく並べる」という課題を採用しているものがあります.ちなみに,検査にもよるのですが,ザックリと書くとこの手続きによって,対象者の原因と結果を予測して結びつける能力(≒文脈の理解),時間の概念の理解の能力を見ることができると考えられています.

知能は(ある程度年齢がいけば)基本的には大きく変化しないと考えられているので,前述のストーリーを組み立てる能力って変化しないんでしょうか.検査の手続きだと変化しないかもしれませんが,もうちょっとザックリした「語り方」みたいなものは変化するでしょうね.この語り方の変化みたいなものに私は興味があります.

例えば前述の検査手続きにおいては,正解したかどうかのみが問われることがほとんどなのですが,もうちょっと問い方を変えてみると別のことがわかるように思います.

不正解(想定されたストーリーとは異なる順序で並べる)の子供に「これはどういうお話なの?」と尋ねるとそれなりのストーリーを語る子と,「……わからない(黙る)」という子がいたりします.同じ不正解でもこの違いは大きいんですよね(もちろん黙ってしまう原因もいくつかあります).

冒頭に書いたように素材をうまく“調理”して魅力的なストーリーを語れるってことは,文脈を捉えるということと別軸の能力なのではないかと思います.

そういうことを考えながら,うちの子達とおもちゃを使いながらストーリー作りを楽しんでみました.
使用したおもちゃ?はローリーズ・ストーリー・キューブスというものです.

一度父(私)が見本を見せてからの,

(1)双子兄(6歳6ヶ月)のファーストトライ. ←動画ファイル mpeg4(4.6MB)

そして,それを受けて

(2)長男(8歳5ヶ月)のファーストトライ. ←動画ファイル mpeg4(9.4MB)

さらにそれを受けてからの

(3)双子兄(6歳6ヶ月)のセカンドトライ. ←動画ファイル mpeg4(7.3MB)

あらためてこれをみて思うのは……ストーリーを組み立てるのはやっぱり難しいことなんだなあ,という素朴な感想です.
双子兄の1回目と2回目,比べても質的に何か変化があったようには思えません.ただ,長男とは違うので,発達段階や経験で違いはありそうですね.

論文だったらこんなこと調べてこんな結論書いたら0点ですけど,ブログだからいいよね.
面白いゲームなので興味のある方は是非トライしてみてください.

 
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子どもが見て興味をもっているもの

Posted by Kohei on 8月 17, 2016 in 思いつきコラム

子供の感性は素敵だなあと思うことが多くあります.
本人にどうしてこんな絵を描いたのか,これのどこが好きなのか嫌いなのか,などと質問しても,親が求めるような答えは返ってこないですよね.
うちの双子になんでこの絵を描いたの?と尋ねても…  すきだから おもしろいから   
なんで好きなの?と尋ねても…    んーーわかんない

この子らはどういうものに興味があって,世界をどう見ているのだろう? と気になります.
これは昔から僕が興味を持っていることで,長男が4歳11ヶ月の時に頭にGoProを装着させて公園で遊んでいる様子を撮影したことがあります.

子どもの目線

で,うちの双子はどうなんだろうと思ったわけです.
同じ方法で撮影しても良かったのですが,違った方法を試してみたくなりました.

双子だから同じようなこと考えているのかな?とも思いましたが,双子といえど他人なんだから考えも違うだろうな,とも思うわけで.

そういうわけで,双子らにカメラを持たせて,操作方法を教えたうえで興味を持ったものを撮ってみて,と伝えてみました.
同じタイミングで同じようにカメラを持った双子は何を撮るのか

双子弟の作品を時系列に並べてみました.
左から右,上から下に時間が流れています.
①②③④⑤
⑥⑦⑧⑨⑩
といった感じです.
何も映っていない写真(=真っ暗)は削除しています.あと,すっぴんの母と,父の生尻と,近所のお友達の顔写真は削除しました.
父の生尻は載せても良かったのですが,逮捕されそうだな…と考え直しました.

続いて双子兄の作品を時系列に並べてみました.

遺伝子的には100%同じ二人ですが,何に興味を持っているか,というのは違うようです.

双子弟は静物を撮るのがうまいなあと思います.あと,色使いがうまいと思います.
双子兄は人物を撮るのがうまいなあと思います.それぞれ興味を持っているものが違うんでしょうね.

こういう手法はその人が何に興味を持っているのか,ということを読み解くのに使えそうだなと思っています.

例えば知的障害のある人にカメラを持ってもらって撮影してもらうという手法を用いている研究はいつくかあります.

知的障害のある生徒に対する写真撮影を利用した報告言語行動の増大
林・中鹿・望月(2011)

上記では他者に何かを伝える(報告する)行動の増大をねらうために写真を利用しています

他にも

知的障害者が働く作業現場におけるデジタルカメラ活用の効果
永澤・熊井・渡部(2008)

上記では作業手順の理解を促進するために写真を利用しています

このように本人が他者に何かを伝える,本人の理解を促進する,という文脈で写真が使われることが多いように思います.
でも僕は,写真を「本人が興味を持っていること(考えていること)を他者が読み解く」ために使うのが面白いなあと思っています.

 
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自閉症スペクトラムのサブタイプ(?)に関するメモ

Posted by Kohei on 5月 6, 2016 in 思いつきコラム

 
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はやくも息切れ

Posted by Kohei on 4月 7, 2016 in 思いつきコラム

更新し続けるのが面倒くさくなってしまった..
3月頑張った.
4月になり,心機一転といきたいけれども子どものことで手は掛かるし,奥さんが就職して職場が変わったのでそちらの仕事との調整とかでいろいろ生活が変わってまだその生活に慣れておらず.
自分の仕事については職位が講師から准教授になった.これまでも頑張ってきたけど,もっと頑張ろう.
筋トレも再開したい.ここ10年以上ダイエットしてるけど,体重は一向に減らない.むしろ増え続けている.
きのう双子兄が水疱瘡になった.病院に連れて行って,水疱瘡ではありませんように!と祈ったけど水疱瘡だった.
僕は水疱瘡にまだかかったことがない.伝染しませんように…

 
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数える、比べる

Posted by Kohei on 2月 25, 2016 in 思いつきコラム

長男が公文式の計算課題に取り組んでいます.
こういう習い事をさせることには父親としてはまだちょっと引っかかっているところがあるのですが,家族で話し合ってトライさせてみようということになり半年が経ちました.
親から見ればどんどんとできないことができるようになっていっていてすごいなあと思うのですが,やってる本人からすれば「できないこと」の方が「できるようになったこと」よりも強く印象に残るようです.うまく声掛けをしてできるようになった事を強調しようとしているのですが,難しいですね.できる喜びだけ感じられればいいなあと思うのですが,なかなかそれは難しく……親として悩みます.

自分のことを振り返ると… よく思い出せません.
計算ミスの多い子どもだったという記憶はあります.九九を覚えるのが遅かったこと,クラスメイトで九九の暗唱の早い子たちが全員公文生だったことなども覚えています.あと,割り算が最初さっぱりわからなかったという記憶も.こういう記憶からすると,あまり算数が得意でなかったのかあと思います.

でもまあ得意だろうが不得意だろうがほっときゃそのうちできるよな,というのが正直なところでしょうか.
とはいえ,自分の子が計算でつまずいていると,どうしてだろう? とは思います.

計算課題に取組中の動画

なぜ解けないのか.観察していればそれなりにわかりますが,データをとってみるともっとよくわかります.
ビデオに撮って数えてみました.

keisanTable1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No.は問題の順番.3ページにわたって合計35問の足し算.

1st + 2nd = 回答
として入力しています.

正答と照らし合わせると,全問正解.素晴らしい.
けれども,Time列に示したように掛かっている時間はまちまち.引っかかっているところがあるようです.

どういう所に引っかかっているのだろう,と思ってそれぞれの問題毎に掛かった秒数をヒストグラムにしてみました.

keisanHistgram

それから,ヒストグラムを見て時間の掛かった問題箇所に色をつけてみました.色は任意の基準でつけています.ピンクは明らかに時間が掛かった箇所.オレンジはやや時間が掛かった箇所.

最初の表の色もこのヒストグラムでつけた色に応じて着色してあります.

なんとなく傾向が見えてきます.

keisanTable2

バラツキが大きいので算術平均ではなくて中央値か最頻値にすればよかったかな.

以下はカウントしながら適当に思いついたままにとったメモです.

keisanMemo

ぼんやりと思いついたことをメモしていくと仮説ができます.ぼんやりとした仮説ができると,次はそれを確認していく作業です.

とまあこんな感じでやっていくと,彼の「ニガテ」が見えてくるなあと思いました.
こうやってカウントしたものを長男に見せて説明したらなんとなくはわかってそれなりに納得していたようです.そのあとで,頭の中でどう計算してるか,とか,いろいろ話し合いました.でもまあ「なるほどね!わかったわ!」とはならないんですけどね.

だからなんなんだ,という話なんですけど,試しにやってみたら結構面白かったという遊びの話です.
ビデオを撮ってデータを起こして図表を作るまでだいたい90分くらいでした.

 
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2016年初投稿

Posted by Kohei on 2月 10, 2016 in 思いつきコラム

更新するのを忘れていました.いや,忘れていたわけではなくて,いろいろちゃんと書く時間がなくて.何でもいいからさらっと書くとい戦略に切り替えます.

2016年は,引き続きいくつか研究を進めます.これまでやって来たものと,これからやっていくものと.
成果があがってないものが多いのでぼかした表現で書いてみます

・視能訓練士の検査技能と臨床判断に関する研究
・在宅人工透析患者の機器操作の上達に関する研究
・発達障害のある人の「生きづらさ」に関する研究
・看護師中間管理職の精神的負担感軽減に関する研究
・精神保健福祉士の臨床判断に関する研究
・チェックリストの利用に関する研究
・発達障害のある人の障害『受容』に関する研究
・薬剤部の安全管理に関する研究
・病院管理職による安全管理のための分析手法の研究

など.
他にもあるけどまあいいや.

外との仕事としては
ハイブリッド・キッズ・アカデミー 大阪
・某業界紙への連載
・某県の親の会の連続セミナー
・某学校・施設でのアドバイザー
・いろんなところでの講演
・いろいろな人たちの相談・面談などの臨床
・大阪大学キャンパスライフ支援センターの招聘教員

とか.
ことしもがんばります.

 
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どうせやるなら面白いことを

Posted by Kohei on 2月 3, 2015 in 思いつきコラム

福祉はもっとハッチャケていいと思う.
むかしの福祉,特に作業所なんかは,補助金運営で利用者何人あたり補助金いくらという算段で動いていた.
いた,というか,それはいまでも変わっていないと思う.

儲かることをしていないのだからエクストラなお金が入ってくることもない.
中小企業から受けた孫請け仕事で1日数千円.そこから経費を引いて,月の終わりに皆で工賃を割る.
利用者1人あたりの工賃が数千円.施設利用料数千円.赤字.

親御さんに尋ねると,それでも居場所があるだけで良いんです.と.
確かにそれはそうだと思う.

中の職員はどうだろう.
補助金運営ということは給与を含めた年予算が決まっているということ.
10年働こうが給料は上がらない.

事業主のとれる選択肢としては,いろんな福祉サービスを運営して,利用者を増やして何とか儲けようとする.
ここ10年の福祉政策の転換は,これができるようになったというのが大きい.
儲かる法人が出てきた.
儲かるといっても,企業に比べたら儲からないんだけど.

でも,アイデアがないなあというのが感想.
・スワンベーカリー
・ココファーム
・しょうぶ学園
・アトリエ・インカーブ
いろいろ出てきた.いろいろ出てきて,真似をする所も増えてきた.
でも真似をしたところで成功した話を聞いたことがない.

福祉には二匹目のドジョウはいないのかも知れない.

福祉の世界で,どうせやるなら面白いことを.
というわけで面白いプロジェクトを進めることにした.同年代の人たちと.

 
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今年の総括

Posted by Kohei on 12月 22, 2014 in 思いつきコラム

1月。中学時代からの友人、モーリーの結婚数日前に二人で飲む。扇町の立ち飲み屋。ガチの立ち飲み屋に行くのは初めて。安さに痺れる。/小学校時代の担任と会う。また連絡するわ!と言われてもうすぐ1年経とうとしている。

2月。モーリーの結婚式。二次会。小学生時代の友人達に会い、ひさしぶりにオカピンと呼ばれる。ちなみに小学校時代の友人以外からオカピンと呼ばれると不機嫌になる。/京大でLogieのトークを聞いた。ワーキングメモリの研究は分野として行き詰まってるな、と感じた。

3月。3月なのに入試で鬼いそ(ry/研究会で空気を読まずいらないことを発言して一部先生方に嫌われる。/大学院同期が就職をギリギリのタイミングで決めたので送別会。我が事のように嬉しかった。ついでにガッツさんを説教。効果なし。

4月。カレンダー見る限り、やたら歯医者に行っている。/静岡で「さわやか」のげんこつハンバーグを食べる。半分はソース、半分は何もかけずに。/新しい院生が研究室に配属される。ていうか、所属してない院生もうちの研究室に入り浸り、サロン化している。

5月。院生の研究の付き添いでやたらと訪問看護ステーション回る。/HI学会の研究会で沖縄に。メンバー的に毎回アウェイ。/沖縄の歴史に興味を持つ。/kenichi_ohkuboと二人で研修事業を始める。おーちゃん、ありがとう。

6月。大きい病院で300人くらいの医療者を対象に講演。医療者のみを対象に医療関係の講演ってのは初めて。二足のわらじを履くことの大変さを感じる。/同僚の教授先生の自宅に遊びに行ってオーディオ堪能。大音量の中でずっと話しかけられてたけど、正直何おっしゃってたかわからなかった。

7月。いろんな学校に呼んでいただく。7月は研修シーズン。/友人の手帳更新の付き添いで役所や精神科を回る。/一時帰国してた妹と姪甥に会う。姪っ子キャワワ。甥っ子金髪。妹デブ。

8月。淡路島→高知の家族旅行。子供らとプールからの温泉。虫とりとハシビロコウ。/オヤジさんの代役で急遽高松へ。「いや、おまえ誰やねん」の空気を耐える。/職リハ学会で岩手に。ジャージャー麺と盛岡冷麺を堪能。

9月。院生の研究の付き添いで、やたらと透析クリニックを回る。/8年ぶりに日本心理学会に参加。と発表。澤さんに初めて会う。日比さんに肥えたなと言われる。/歯学部との共同研究キックオフ。初めて歯学部に入る。

10月。歯医者、歯医者、歯医者、からの歯医者。/学生の調査付き添い。患者さん宅に泊まり込んで調査など。/業務で病院訪問。上の方から打ち合わせなく「必要であれば岡を派遣しますので」と身売りされる。

11月。36歳になり、悶える。/学生達の初の学会発表の準備でいろいろテンパる。/激おこ案件が複数回あり、その件は未だに火種がくすぶっている。/ジャニーズの方にイケメンだと言ってもらった。お世辞でも嬉しい。/最◯裁ハンジーの家に泊めていただいたり、貴重な経験をする。

12月。ATACでクロージングのあの場に立つ。書き表せないプレッシャー、責任、これからの決意。/来年の仕事の話、各所より大量にいただく。30代に忙しいのはいいことだ、と言い聞かせる。/今年もよく頑張った。去年より頑張らなかった年はいまだにない。来年も頑張る。

 
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「あほすき」に出てきました

Posted by Kohei on 11月 17, 2014 in 思いつきコラム

NHKのあほやねん!すきやねん!という番組の「時事っち」というコーナーに出演してきました.

テレビって限られた時間の中で,言うべきことを言うのは難しいな,と.
今回は生放送だったし.
言い訳はするべきではないですね.

ネットで見かけた放送中のコメントへの疑問について捕捉しておきたいとおもいます.

(1)障害を困難の程度問題として捉えることへの限界について

確かに,限界はあるんですよ.おっしゃるとおりです.でもやっぱり基本軸は障害を個人と社会との相互作用の中で生じる「不利益の集中」(星加, 2007)として捉えることが,発達障害という障害をうまくつかむために必要なことだと思います.発達障害って最近できてきた障害で「増えてきてる」なんて報道すらある.生得的な脳の機能障害がここ数年で急に増えるなんてわけがない.もちろん過去にはアテトーゼ型の脳性麻痺が生まれてすぐの紫外線照射でかなり減ったというように,障害がいきなり減ったという事実もあります.でも,それは機序がはっきりしているからなんです.
発達障害のような障害は社会との相互作用の観点から不利益の集中という観点で捉えていくしかないです.
それでもなお「程度」の観点から障害を捉えることに限界は残る.でもそれは,障害というものを理解する文脈に依存しているわけです.文脈に応じて,課題解決に最適な捉え方で対応していくしかないと思います.

(2)「お釣りを間違えて多めに渡して自腹切る」というエピソードについて

あれは,そういうミスすることが特性に起因するという話ではなくて,ミスしても管理者に言えない環境が問題だと指摘すべきだったのでは?といったニュアンスのコメントを見かけました.全くおっしゃる通りだと思います.

空気読ませるのが前提ってのがそもそもおかしいんですよ.システムとして.

放送で話したことは,放送で話したとおりです.
放送されなかった部分での感想を少し.

控え室では,解説員の早川さんとお笑い芸人の土方兄弟と一緒にいろんなお話を聞かせていただきました.

書いていいのかどうか解らないまま許可無く勝手に書きますが(スミマセン)
早川さんの仕事に対する姿勢に感銘を受けました.私が緊張してると,早川さんが自分も緊張しているとおっしゃるわけです.こんなにもそういう舞台に立ってきてなお,緊張するものなんですね.「緊張しなくなったら終わりかなあ」なんておっしゃっていたのが衝撃でした.本番前には何度も台本を読み直し,ものすごく準備されていました.ご自身の出番が終わってからも,いろんなことを気に掛けてケアされていました.ああいう仕事の仕方ができる人間になりたいです.

土方兄弟さんの話がめちゃめちゃ面白くて,プロってすごいなあという素人丸出しの感想をもちました.いや,実際素人だからこの感想で問題ないと思いますが.話の内容は仕事のネタで使われている内容かも知れないので書けませんが,ともかくめっちゃ面白かったということだけは書いておきたいなと思います.ファンになりました.

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