ATAC2009の申し込みが始まりました

Posted by Kohei on 9月 7, 2009 in お知らせ, 研究発表 |

 今年もATACの時期が近づいてきました.今年も会場係を拝命し,プレッシャーと戦いながら準備を進めています.私は,会場準備係とともに,講師もする予定です.

私の今年の発表予定内容は以下です.

  1. 「人を理解する道具の進化と限界」WISCやWAISの裏技(12/6 12:00-13:00)
  2. 「周囲で苦しんでいる人の現状を知り配慮する-発達障害の人はどこでつまずくか?-」職場でのつまずき(12/6 14:30-15:30)

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ATACカンファレンス2009京都のご案内(転載自由です)

ATAC(エイタック)カンファレンスは1996年にスタートした,支援技術とコミュニケーション技術に関するセミナーを中心とした会です。

AAC(拡大代替コミュニケーション)とAT(支援技術)を取り巻く環境は10年前と比較して大きく変化したと言えます。例えば、電子キャッシュ、ネット通販、電子メール、こういったツールを使えば複雑な音声会話がなくても生活が可能です。コミュニケーションエイドを必要とした人が、ATといった特別な技術を使うことなく、一般製品や社会インフラの整備で十分生活できるようになってきたのは喜ぶべきことです。そうだからと言って、ATACカンファレンスの意義が薄れてきたとは思いません。学習や生活に困難を抱えた人はまだ存在します。それだけでなく、社会の変化は、新しい困難に直面する人を少なからず生み出しています。

支援を行おうとする人々にも変化が生じています。例えば、様々な事に対し、リアリティをもってそれを理解する機会が減っています。インターネットで簡単に豊富な情報が得られるだけに、「分かった気持ち」になって、支援者は言語障害のある人に音声コミュニケーションエイドを勧めるわけですが、多くのユーザがそれを受け入れているとは言えません。もし支援者が実際に使ってみた経験があったら、その使用は、恥ずかしくもあり、またかなり練習が必要なことが分かります。こういった実感を一緒に伝えてこそ納得して使う人も増えてくるでしょう。

AACもATもその必要性が無くなったわけではありません。このカンファレンスで現状をリアルに感じていただき明日へのエネルギーに結び付けていただければと思います。

今年のテーマは「リアリティを感じながら・・・」。

以下に示すようなセミナーが3日間にわたって開かれます。どのセミナーも具体的で実践的な内容で楽しく学べるものです。詳細はホームページ(http://www.e-at.org/atac/2009_12/index.html)をご覧下さい。

日時:2009年12月4日(金)− 12月6日(日)
場所:京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)
参加費:プリカンファレンス(12月4日)10,000円,メインカンファレンス(12月5-6日)12,000円(★9月30日までの事前申し込み特別割引料金)
12月4日(金)プリカンファレンスでの予定セミナー【定員各40名】

コミュニケーションの達人を目指す」AAC技法の実践的理解
読み書き障害に対する具体的支援アプローチを学ぶ
自傷・パニック・多動など問題行動を抱える子どもへのアプローチ
重度重複障害の子どもとの遊びを通じたコミュニケーション
特別支援教育を楽しくする道具の数々(パワーポイントを使った教材作成と便利なアプリの活用)
支援技術を用いた障害のある人の生活支援の基礎と導入のポイント
12月5−6日(土・日) メインカンファレンスでの予定セミナー

「AAC入門- (AAC活用の意義からローテク・ハイテク技法まで) 」
「運動障害の人の残存機能の活用にみるOTの技」
「教育と福祉を取り巻く社会状況を理解する」
出版物はどのように変わるか?押し寄せる電子化の波
携帯電話の利用規制 ケータイは学校教育・病院の害なのか?
アメリカの親は何をしているか?
「多様性を理解する - Living Libraryを通じて知る世界 障害当事者の声に耳を傾ける -」
「笑いにつつまれた特別支援教育 −アイデアの泉−」
「支援技術入門(ATの歴史からそれを利用する意味)」
「生活支援の基本は姿勢から‐姿勢管理や自助具など道具の工夫について‐」
「支援技術の最先端とは?」
「コミュニケーションの場の作り方
「TEAACHの構造化とコミュニケーション・エンジニアリング」
「OTが行う発達障害や高次脳機能障害など認知障害の支援の実際」
「最近、教育・福祉現場の周囲で起こっていること」
「子どもの意欲を引き出すポイント −重度重複障害の子どもたちの遊びを通じて-」
「未来の教室を体験する – 電子摸造紙で共有する情報が子どもの論理的思考を育てる -」
「教育・福祉に役立つ身近なテクノロジー」
「恋するようにお片づけ - 片づけることで落ち着きを取り戻す -」
「人を理解する道具の進化と限界」
「子どもの落ち着く環境づくり」
「いま流通する支援技術製品を学び使う 支援技術レンタルセミナー」
「周囲で苦しんでいる人の現状を知り配慮する −発達障害の人はどこでつまずくか?−」
一般演題発表   など
12月5日(土)イブニングセッションでの予定セミナー【定員各50名,参加費別途3,500円】

少人数で1つのテーマについて議論しようというものです。軽食をつまみながら楽しんで頂ければと思います。

支援技術開発と普及はどうあるべきか?
シンボルでコミュニケーション出来るのか?
障害当事者の声から教育や福祉を再考する
また,‘実践例の報告’,‘機器利用の工夫’などの発表募集も幅広く受け付けております。

参加・発表申し込みについては,以下のホームページをご覧ください。
http://www.e-at.org/atac/2009_12/index.html

今年のカンファレンスの特徴

ATACカンファレンスはセミナー数が増えて大きくなった反面、昔のような参加者間のコミュニケーションが薄れた感があります。そこで今年は会場を少しコンパクトにしました。セミナー数が少し減っているように感じるかもしれませんが、その分、5日夜にイブニングセッションの開催、メイン会場の周辺でリビングライブラリー、専門職セミナーも同時に開催することで中身の濃いカンファレンスを目指しています。

また、プリカンファレンスとメインカンファレンスの違いを明確にしました。プリカンファレンスでは当事者の周辺をすぐに解決するための技法の伝達、メインカンファレンスは全体を俯瞰したより良い支援のために支援者として知っておくべき周辺情報伝達の場と、コミュニケーションを通じてリアルに感じる場を設定しています。

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